こんにちは、信長(@nobunaga_ydb)です。
僕は現役で80点差で京大に落ち、1年浪人した結果、何とか受かることができました。
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自分で言うのもアレですが、浪人中は成績が爆伸びしました。
その一方で、浪人しても成績が伸びずに闇に消えていく人たちを何人も見てきました。
これから浪人することが決定した人、あるいは今浪人している人にとって、「成績が伸びるかどうか」はかなり気になる問題ですよね。
僕自身、浪人が決まった直後はヤフー知恵袋で
みたいな感じで検索しまくってましたし。
(だって、めちゃくちゃ気になるもん。)
というわけで今回の記事では、浪人で伸びるタイプと伸びないタイプの特徴を徹底解説していきます!
▼この記事の内容はYouTubeでも解説しています!
浪人で伸びるタイプの特徴
それではさっそく、浪人で伸びるタイプの特徴を解説していきますね。
自習時間を確保している
浪人で伸びるタイプの人は、必ず自習時間を確保しています。
「浪人生活=予備校に通ってひたすら授業を受ける」というイメージが強いですが、ぶっちゃけ授業を受けることはそこまで重要ではありません。
肝心なのは、「授業を受けたあとにどれだけ自習をするか」です。
当たり前の話なんですが、授業を受けっぱなしだと、知識が定着しませんよね。
自習してはじめて、知識が血肉化するのです。
僕は進学校出身で浪人した同級生がたくさんいるのですが、浪人して成績が伸びた奴はみんな予備校の自習室に引きこもっていました。
また、僕自身、浪人中は予備校に通わずに有料自習室に引きこもっていたのですが、成績が面白いほど伸びました。
高校時代は塾に通って満足して、全然自習していなかったので、マジで反省しましたね。
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浪人中は、自習時間を必ず確保するようにしましょう。
毎日の勉強ルーティーンを確立している
浪人で伸びるタイプの人は、毎日の勉強ルーティーンを確立しています。
- 朝何時に起きるのか
- 予備校のどの授業を受けるのか(受けないのか)
- 何時まで自習するのか
- 何時に晩ごはんを食べるのか
- 息抜きはどれくらいの時間するのか
- 何時に寝るのか
こういった毎日のスケジュールみたいなのを、きちんと確立しているのです。
いわゆる、「勉強マシーン」っていうやつですね。
月曜日から日曜日までの勉強ルーティーンが確立していると、モチベーションに左右されずに勉強に取り組むことができます。
歯磨きと同じで、勉強することが当たり前になれば、あとはこっちのものですからね。
関連記事 現役で東大・京大に受かる人は、勉強を「習慣化」できている
僕自身、浪人中は一日のスケジュールをきちんと決めていました。
さすがに体調が悪い日は早く家に帰るなどしていましたが、基本的には朝から晩までやるべきことを淡々とこなしていましたね。
たとえば、浪人の春~夏ごろまでは、自習室に着くとすぐに文法問題集を開き、数ページ分解くのが日課でした。
まずは負荷の軽い文法問題集を解いてエンジンをかけて、そのあとは数学の重めの問題を解いて、昼ごはんを食べます。
そして、午後は自分の好きな英語に取り組み、締めは日本史の一問一答集を暗記する⋯みたいな感じです。
もちろん、季節によって取り組む内容は変わりましたが、「毎日何をやるべきか」を必ず意識して、淡々と取り組んでいました。
受験勉強において、「仕組み作り」はめちゃくちゃ重要です。
浪人中は、自分が気持ちよく勉強できる仕組みを作って、淡々とこなしていきましょう!
ちなみに、「浪人中は早起きしなければならない」はウソだよ。
朝型だろうが夜型だろうが、生活リズムが安定していればOKだね!
関連記事 受験勉強に有利なのは、本当に「夜型」よりも「朝型」なのか?
模試の結果を分析して、勉強法を改善できる
浪人で伸びるタイプの人は、模試を受けっぱなしの状態で終わらせません。
模試の結果を分析し、
- 自分に足りない要素は何なのか
- その要素を埋めるために今後何をすべきなのか
を徹底的に考えるのです。
お!全統記述模試が返ってきたぞ!
英語は英作文が全国平均を下回ってる⋯。
英作文の書き方、全然わかってないから、初歩的な参考書を使って書き方のコツを勉強することにしよう!
駿台全国模試が返ってきた!
数学は積分が全然できていないわ⋯。
積分は数学で避けて通れない分野だから、苦手を克服しなきゃ!
まずは予備校のテキストを徹底復習するところから始めよう。
そして、わからないところは先生に素直に聞こう⋯!
みたいな感じですね。
要するに、成績を伸ばしたければ、
毎日淡々と勉強する→模試を受ける→結果を分析する→勉強法を改善する→毎日淡々と勉強する→模試を受ける⋯というルーティーンを確立してください。
模試の判定はもちろん重要ですが、それは模試を受けたその日時点での判定にすぎません。
大事なのは、「模試を受けて、その結果を試験本番までにどう生かすか」です。
さすがに秋の大学別模試でE判定~D判定なら絶望的ですが、B寄りのC判定くらいであればまだ可能性はあります。
模試の成績表はあなたオリジナルの内容になっている分、どんな参考書・問題集よりも役に立つので、徹底的に分析して今後の勉強法を改善していきましょう!
覚悟がある
精神論の話になってしまうのですが、浪人で伸びるタイプの人はみな覚悟があります。
具体的なエピソードを紹介しましょう。
僕が高3のときに通っていた塾に、とある浪人生がいたんですよね。
その人は国公立大の薬学部志望だったのですが、現役のときはセンター試験で50%しか取れなかったらしいです。
当然、撃沈して浪人が決定したらしいのですが、彼の住んでいる地域は田舎だったため、周りに塾や予備校もないという状況でした。
そのため、浪人して都会に出てきて、アパートを借りてひとり暮らしをしながらその塾に通っていたのです。
予備校の寮と違って、食事面などのサポートもないため、彼は生活面での管理をすべて自分で行いながら、その塾で必死に勉強していました。
そして、成績が爆伸びして最終的に岡山大薬学部に合格したのです。
僕はこの人をそばで見ていて、覚悟が半端ないな、と思いました。
家事なども全部自分でやりながら1年間勉強し続けるなんて、生半可な覚悟だとできないじゃないですか。
浪人生に必要なのは、「強い覚悟」です。
強い覚悟がある人だけ、成績が伸びます。
僕の同級生でも、学年で下から数えたほうが早かった奴が浪人して京大医学部に受かりました。
彼はおそらく、浪人が決まって心を入れ替えたのでしょう。
関連記事 【浪人あるある】ほんの一部だが、「爆伸び」する奴がいる
これから浪人する人、あるいは今浪人している人へ。
強い覚悟、ありますか?
進学校出身の落ちこぼれ
浪人で伸びるタイプの人は、進学校出身の落ちこぼれが多いです。
つまり、「ポテンシャルはあるのに、今までサボり倒してたタイプ」ですね。
こういうタイプの人は伸びしろが半端ないので、浪人して勉強スイッチが入ればアホみたいに成績が伸びます。
ここで肝心なのは、「勉強スイッチが入るかどうか」です。
生半可な覚悟で浪人生活を送っても、成績は伸びないので注意しましょう。
一番ダサいのは、「進学校出身」であることに満足して、全然勉強しないことだね。
進学校出身の浪人生は、いったんプライドや看板を捨てて、ゼロからの覚悟で浪人生活を送ったほうがいいよ。
スマホを封印している
浪人で伸びるタイプの人は、勉強の邪魔になるものはなるべく封印します。
代表的なのは、「スマホ」ですね。
僕が高校生のときはまだ「ガラケー」の時代だったのですが、当時の僕はガラケーを常にいじっていないと落ち着かない「ネット依存野郎」でした。
浪人して「今の依存状態のままじゃ絶対落ちる!」と感じ、ガラケーのネット定額プランを解約して、ガラケーを封印したのです。
すると、成績が爆伸びしました。
高校生のときは勉強の合間に常にガラケーをいじっていたのに、浪人してそれがなくなったせいか、ものすごく勉強に集中できたんですよね。
今の受験生を見ていると、本当にスマホをいじりまくってる人が多いなという印象を受けます。
この前カフェに行ったら、浪人生らしき男の子がいたのですが、テキストを開きつつも結局ずーっとスマホゲームをやっていましたし。
浪人生は本当にあとがない状態なので、スマホを封印することをマジでおすすめします。
「スマホは正しく使えば勉強に役立つ!」みたいな甘い言葉に騙されないようにしましょう。
スマホの封印方法は以下の記事でくわしく解説しているので、参考にしてもらえれば嬉しいです。
Let’s スマホ封印!
浪人で伸びないタイプの特徴
ここからは、浪人で伸びないタイプの特徴を解説していきます。
基本的には、浪人で伸びるタイプの特徴の逆ですね。
自習しない
浪人で伸びないタイプの人は、マジで自習していません。
彼らは自習が嫌いで、授業を受けるのが大好きです。
予備校のすべての授業を真面目に受けますし、予備校の夏期講習や冬期講習もたくさん受けます。
そして、勉強した気になって満足します。
しかし、自習していないので、当然成績は伸びません。
入試直前期になって、ようやく気がつきます。
「あれ、俺、この1年全然勉強していない」って。
急に不安が襲ってきます。
「あれ、俺このままで受かるのかな⋯!?」
時すでに遅しです。
何度も繰り返しますが、浪人生は自習しましょう。
2月になって半泣きになっても、どうしようもないです。
関連記事 浪人で失敗する人は「自習」していない
春~夏に勉強をサボっている
浪人で伸びないタイプの人は、春~夏に勉強をサボっています。
当たり前の話ですが、春に勉強したことって、夏ごろに成果が出るんですよね。
そして、夏に勉強したことは、秋ごろに成果が出ます。
つまり、春~夏に勉強をサボってしまうと、それだけでとんでもないビハインドを背負ってしまうことになるんです。
まさに、「アリとキリギリス」のキリギリス状態ですね。
浪人生の春~夏って、テンションはMAXなのに、危機感がない人が結構多いです。
予備校のラウンジで、
せっかく浪人したんだし、早慶受かりたいよなあ!
みたいな理想論を友だちと永遠に語ってる奴が多すぎるんですよね。
そんな暇あったら、自習室で勉強しましょう。
浪人で伸びる人は、不合格が決まった翌日から来年に向けて動いていますよ。
生活リズムがバラバラ
浪人で伸びないタイプの人は、生活リズムがバラバラです。
自分が起きたいときに起きて、寝たいときに寝ます。
そんな状態だと、毎日の勉強のルーティーンも確立しないので、成績は伸びません。
勉強を習慣化できない人は、大学受験の世界では必ず失敗します。
ちなみに、宅浪で失敗する人が多いのは、生活リズムがバラバラになりがちだからです。
宅浪は強制力が一切ないので、一歩間違えればすぐに堕落します。
関連記事 宅浪は成功する?それとも失敗する?リアルな結論を下します!
浪人が決まったら、規則正しい生活を送るようにしましょう。
宅浪生の人は、せめて有料自習室を借りて家から出るようにしましょう。
模試を受けっぱなしで、「分析思考」が足りない
浪人で伸びないタイプの人は、模試を受けたら受けっぱなしです。
復習も全然しませんし、成績表が返ってきても判定のところだけ見て一喜一憂します。
当たり前ですが、成績を伸ばしたかったら、自分に合った勉強法を考える必要がありますよね。
模試の成績を分析して、自分が今後何をやるべきかを考えて、試行錯誤しながら勉強法を確立して、はじめて成績が伸びるわけです。
受験勉強の世界に限らず、いわゆる「伸びない人」というのは、「分析思考」が圧倒的に足りていません。
何かに失敗しても、「あー失敗しちゃったー!」みたいに軽く受け流してしまいます。
「何で失敗したんだろう?原因は何だろう?」と常に疑問を持たないと、「伸びる人」にはなりません。
たとえば、英語の長文が読めないなら、なぜ読めないかを徹底的に分析しましょう。
- 単語の意味がわかっていないのか
- 単語の品詞がわかっていないのか
- 文構造がとれていないのか
- 背景知識が不足しているのか
関連記事 英語の品詞とは?全種類一覧と見分け方のコツを京大卒が教えます!
原因はいろいろあるはずです。
「どうやったら英語の長文が読めるようになりますか?」と他人に質問する前に、「なぜ自分は英語の長文が読めないのだろう?」と徹底分析するようにしましょう。
浪人生活を満喫している
浪人で伸びないタイプの人は、浪人生活を満喫してしまっています。
浪人生活は高校生活と違って基本的に自由なので、ついつい勉強をさぼっちゃうんですよね。
いつでもサッカー観戦に行ったり、ゲーセンに行ったりしてもOKなわけです。
今日はゲーセン楽しかったなあ!よし、夜から軽く勉強するか!
みたいな浪人生は間違いなく成績が伸びません。
僕は「浪人生活を満喫したら負け」だと思っていたので、基本的に勉強しかしていませんでした。
毎日朝から晩まで自習室に引きこもって、寝る前に本や漫画を読むのだけが唯一の楽しみでした。
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浪人生諸君。
「勉強9:息抜き1」くらいの割合じゃないと、マジで伸びませんよ。
友達と群れている
浪人で伸びないタイプの人は、友達と群れているケースが多いです。
特に、予備校で4人組くらいで群れているグループはマジで危険です。
同じ境遇同士で、ただ傷を舐め合うだけの関係になりがちなので。
浪人生が作ってもいい友達は、「勉強面で高め合える友達」だけです。
高校のころのように、ただ居心地がいいだけの友達を作っても、成績は伸びないので注意しましょう。
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恋愛体質である
浪人で伸びないタイプの人は、恋愛体質の人が多いです。
恋愛体質の人は予備校で彼氏や彼女を作ってしまいがちなのですが、これは本当によくないです。
恋愛している暇があれば、勉強にエネルギーを注がなければならないからです。
関連記事 浪人生が恋愛をして彼氏や彼女を作るのはアリなのか?
僕の高校の同級生でも、恋愛体質の奴は成績がほとんど伸びていませんでした。
年齢的にも恋愛したい気持ちはわかるのですが、やはり浪人生の仕事は「勉強すること」なので、1年間だけ我慢しましょう。
予備校のラウンジで合コンみたいなことをしていると、来年の春、確実に泣くことになりますよ。
浪人で伸びる人は伸びるし、伸びない人は伸びない【←真理】
今回の記事では、「浪人で伸びるタイプと伸びないタイプの特徴」について解説しました。
世間的には、「浪人で伸びる人と伸びない人の割合は3:7」みたいに言われています。
体感的に、この数値は合っています。
僕の高校の同級生でも、浪人で伸びた人のほうが少ないです。
また、僕の浪人が決まったとき、1個上の浪人した先輩から、「浪人してもあんまり伸びないよ」と言われました。
そのときは、かなりショックでしたね。
けどね、これだけは言わせてほしい。
結局、浪人で伸びる人は伸びるんですよ。
春からコツコツやってきた人は、絶対に伸びます。
逆に、伸びない人は伸びません。
要は、自分次第なんです。
あなたは、浪人で伸びる側に入りますか?
それとも、伸びない側に入りますか?
答えは明白ですよね。
さあ、机に向かおう!
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