こんにちは、信長(@nobunaga_ydb)です。
僕は現役のとき、京大に80点差で落ちました。
そして、地獄の浪人時代を経て、何とか京大に受かりました。
高校は超進学校だったため、浪人した同級生はたくさんいます。
関連記事 信長が進学校に入学して落ちこぼれた結果、浪人する話
自分自身を含めて、数多くの浪人生を見てきたため、「浪人生のリアルな実態」に関して、誰よりもくわしい自負があります。
そんなに「浪人生の実態」にくわしいなら、何か役に立つ情報を教えてよ!
というわけで今回の記事では、浪人マニアの僕が、超リアルな「浪人生あるある」を紹介していこうと思います!
それではスタート!
▼この記事の内容はYouTubeでも解説しています!
浪人生あるある10選
ではさっそく、「浪人生あるある」を紹介していきますね。
「浪人生あるある」は数多くあるのですが、今回は10個厳選して紹介します。
数多くの浪人生を見てきたからこそわかる「リアル」な内容なので、今浪人している人や、浪人が決まって落ち込んでいる人、これから浪人する可能性がゼロではない人は、是非参考にしてください!
夏休み前までは絶好調だが、秋頃から病んでくる
浪人生は、夏頃まで絶好調です。
特に4月なんて無敵状態で、自分の実力よりもワンランク、ツーランク上の大学を目指そうとします。
現役でMARCHに落ちた浪人生が、4月ごろに、
俺、せっかく浪人したから、早慶目指すわ!
みたいなことを言うのは、マジで「浪人生あるある」ですね。
医学部志望の浪人生も、4月は無敵です。
僕の知り合いも、
やっぱり、せっかく浪人したんだし、レベルの高い大学を目指したいじゃん?
だから俺、大阪大医学部を目指すことにしたわ!
と言っていました。
ちなみに、彼は結局、京都工芸繊維大学に行きました。
夏が終わったら、みんな病み始めるんですか?
浪人生は、夏が終わって秋が始まると、不安やストレスが大きくなり、病み始める人が多いです。
春~秋はあんなにはしゃいでて、キラキラしていた連中の目が、だんだんと死んでいくんですよね。
理由はシンプルで、「入試が近づいているにもかかわらず、自分の実力が伸びていないから」です。
実力が伸びている浪人生ですら、「失敗は許されない」というプレッシャーに襲われ、病み始めます。
ここで、僕が浪人していた頃のエピソードを話しましょう。
夏と秋に、京大模試を受けたんですね。
夏の京大模試は、浪人生がみんなテンションMAXで受けてたんですよ。
けど、秋の京大模試になると、浪人生のテンションが明らかに低かったんですよね。
「なんだこの差は!?」ってマジで思いました。
ちなみに僕は、秋の京大オープンは受けましたが、秋の京大実戦模試のほうはストレスによる蕁麻疹のため、受験を断念しました。
僕自身も、相当プレッシャーに襲われていましたね。
関連記事 受験生時代の京大実戦模試と京大オープンの成績表を紹介します!
浪人生が秋頃から病み始めるのは、ぶっちゃけ仕方ないです。
浪人生は現役生以上に、不安やストレスを感じやすいですから。
不安やストレスをうまくコントロールしながら、浪人生活を最後まで走り抜けましょう。
関連記事 受験勉強の不安やストレスを解消する方法を教えます!
1年があっという間に過ぎる
浪人の1年間って、思っているよりもかなり短いんですよね。
春に、「よーし!浪人生活頑張るぞー!」と思っていたら、すぐに夏がやってきます。
「夏は受験の天王山!頑張るぞー!」と思っていたら、すぐに秋がやってきます。
秋になると、模試ラッシュが始まります。
模試に向けて勉強して、模試を受けて、模試の成績表が帰ってきて判定に一喜一憂していると、すぐに冬がやってきます。
関連記事 模試の判定って信頼できるの?京大卒がガチで教えます!
そして、いつのまにか入試当日を迎えます。
入試当日になって、
あれ、俺この1年間、本気で勉強したかな?
と思っても、時すでに遅しです。
繰り返しになりますが、浪人の1年間は本当に一瞬で終わります。
毎日ダラダラ過ごしていると、すぐに秋~冬~入試当日になってしまいます。
一日一日を、後悔のないように過ごしましょう!
特に、春~夏は気持ちに余裕がある分、ダラダラする浪人生が多いので注意してね!
予備校講師の授業のわかりやすさに感動する
浪人生が予備校に入ると、予備校講師の授業のわかりやすさに感動します。
もちろん、外れ講師も一定数いるのですが、神授業をする講師もいて、彼らは本当に説明がわかりやすいです。
高校のときは、「ちょっと何言ってるかわかりません」みたいな先生ばっかりだったのに、予備校に入ると、「何だこのわかりやすさは!?」みたいな感じで、衝撃を受けることが多いです。
僕は予備校には通わなかったけど、駿台主催の1日完結講座「京大突破セミナー」で予備校講師の授業を受けて、マジで感動した記憶があるね。
そういえば、浪人のこの時期、駿台上本町校で「京大突破レクチャー」受けたなあ。
自習室借りて浪人生活送ってたから、予備校の雰囲気に圧倒されたのを覚えてる。
何やかんやで刺激もらえたし、いい1日やった。
本当の勝負はこっからやね。
— 信長@ヤバイ大学受験Blog (@nobunaga_ydb) October 19, 2018
「京大突破レクチャー」で印象に残ってるのは、英語の桜井先生の講義やね。
めちゃくちゃロジカルな話し方で、聡明な印象やったのを覚えてる。
桜井先生の授業、単科で通年で受けたかった、、
駿台生、うらやましいぞ。
— 信長@ヤバイ大学受験Blog (@nobunaga_ydb) October 19, 2018
ここで、あるエピソードを紹介しましょう。
僕の知り合いで、高校のときは物理の先生の授業が意味不明すぎて、物理が大の苦手な奴がいたんですね。
ところが彼、浪人して、物理のカリスマ予備校講師の授業を受けたことで、物理の勉強に目覚めたんですよ。
そして、物理が大好きになった結果、志望学部も「物理学科」に変更し、結局その学科に入ったんです。
生徒の進路も変えてしまう予備校講師、恐るべしです。
こういった「カリスマ予備校講師との出会い」は、マジで「浪人生あるある」です。
なんで予備校講師は学校の先生と違って、授業がわかりすい人が多いんですか?
予備校は高校と違い、「市場原理」で動いているので、予備校講師も、わかりやすい人は生き残って、わかりにくい人は淘汰されます。
せっかく授業を開講したのに、「あの先生はわかりにくいから受けない」という生徒が多いと、経営的にまずいですからね。
一方で、高校の先生は、授業がわかりにくくても、それを改善する「フィードバック機能」みたいなのが全然ないので、淘汰されません。
皆さんが高校のときに教えてもらったあのわかりにくい先生は、今も相変わらずわかりにくい授業をしていますよ。
予備校に通うだけで満足する
浪人生の大半は、予備校に通うだけで満足しちゃいます。
カリスマ講師の授業を受けて、「めっちゃわかりやすい!最高!」と満足して終わっちゃうんですよね。
これの問題点って、受験勉強で最も重要な「自学自習」をしないことなんです。
授業を受けたとしても、肝心の「自学自習」をしないと、成績は伸びません。
浪人生が失敗する理由第1位は、間違いなく「自習不足」です。
関連記事 浪人で失敗する人の特徴と末路とは?
今浪人している人も、これから浪人する人も、「自習時間」は必ず確保してくださいね。
進学校出身で基礎学力が高い浪人生なら、予備校の代わりに「有料自習室」を活用するのもアリだよ!
関連記事 【浪人2.0】~有料自習室を拠点とした浪人生活のすすめ~
第一志望の大学に受かる浪人生は少ない
浪人して第一志望の大学に受かる人は少ないです。
たとえば、予備校の早慶クラスの生徒の大半は、早慶に落ちてMARCHに行くと言われています。
関連記事 浪人が決定した人たちに「浪人のリアルな闇」を教えます
浪人して第一志望の大学に受かるためには、自分の実力をかなり伸ばさないといけません。
しかし、大半の浪人生は、予備校に通うだけで満足して自習をしないので、成績がそこまで伸びずに滑り止めの大学に行くことになります。
浪人しても、伸びない人が多いんですね⋯。
私はこれから浪人するのですが、不安になってきました⋯。
「浪人しても成績が伸びない人が多いこと」と、「あなた自身が浪人しても伸びないこと」の間には、因果関係が一切ありません。
要は、「自分次第」なんです。
僕も浪人が決まったとき、浪人に失敗した先輩から、「浪人しても伸びるとは限らないぞ~。」みたいなことを言われました。
不安になった僕は、その日の夜、ヤフー知恵袋で
と検索しまくりました。
ほとんどの回答が、「伸びない人が多いけど、結局は自分次第」という内容でした。
僕は腹をくくって、勉強マシーンとなり、何とか京大に受かることができました。
せっかく浪人するなら、「成績が伸びる層」になりましょう。
関連記事 浪人で伸びるタイプと伸びないタイプの特徴を京大卒が教えます!
ほんの一部だが、「爆伸び」する奴がいる
浪人して成績が伸びる人のほうが少ないですが、ほんの一部だけ、「爆伸び」する奴がいます。
「爆伸び」の定義は難しいですが、一言で言えば、「同級生や学校の先生全員が仰天するような大学に受かること」です。
たとえば、高校時代は「落ちこぼれ」のレッテルを貼られていた奴が、浪人して「旧帝大医学部」に受かる、みたいなケースを指します。
僕の同級生でも、学年で下から数えたほうが早かった奴が、浪人して「京大医学部」に受かり、みんなびっくりしたというエピソードがあります。
浪人で「爆伸び」する奴は、圧倒的な努力をしたんだと思います。
高校時代に勉強をサボっていたことを猛反省し、浪人時代は心を入れ替えたのでしょう。
彼らに共通するのは、「圧倒的な覚悟があること」です。
「覚悟さえあれば人は変われる」ということを、「浪人爆伸びマン」は教えてくれます。
自分が何者であるかを見失う
浪人すると、自分が何者であるかを見失います。
高校時代は「高校生」として、学校の授業を受けたり、部活に励んだり、行事を楽しんだりしていました。
そして、大学に進学した同級生は「大学生」として、勉強やサークルやアルバイトに精を出しています。
一方で、浪人生の自分はというと⋯
「う~~~~~ん・・・・・・」状態ですよね。
関連記事 浪人生活がつらい理由の一つに「社会的な孤独感」が挙げられる
ものすごくシビアな言い方をすると、「現役時に自分の行きたかった大学に行けなかったから、親にお金を払ってもらい、もう1年間余計に勉強させてもらっている」という、どうしようもない状態なわけです。
親戚の人に、「今は大学生?」と聞かれて、「あ、今は浪人してます⋯」と返事をするときの気まずさ。
美容院で髪を切ってもらっているとき、「学生さんですか?」と聞かれて、「あ、そうです⋯」と答え、大学生の設定で会話を続けてしまう切なさ。
浪人中、「あれ、俺今何してるんだっけ?」と思うことは何度もあります。
「俺はそもそも何のために浪人してるんだっけ?」みたいな自問自答を繰り返すわけです。
僕も浪人中、自習室に向かう自転車で信号待ちをしているとき、何度も自分自身と会話していました。
けど、安心してください。
あなたは、「自分の将来を切り拓いている最中」なんです。
だから、友達と遊んだりなんかせず、毎日机に向かいましょう。
人生で二度とない「空白期間」を充実したものにしてください。
関連記事 浪人生は予備校で友達を作るべき?浪人経験者が教えます!
宅浪はマジで危険
浪人生の中には、予備校に行かずに宅浪する人が少なからずいます。
結論から言うと、宅浪は危険です。
宅浪で成功した人を、今まで見たことがありません。
宅浪すると、すぐサボってしまったり、生活リズムが乱れたり、孤独で精神的に病んだり⋯などなど、デメリットだらけです。
金銭的な理由で予備校に行けないケースもあるとは思いますが、せめて有料自習室は借りましょう。
自宅で浪人生活を送るのは、本当にリスクしかありません。
関連記事 宅浪は成功する?それとも失敗する?リアルな結論を下します!
予備校で恋愛に目覚める
浪人して予備校に入ると、「恋愛」に目覚める奴が一定数います。
特に、中高一貫男子校出身の浪人生はかなり危険です。
ついこの間まで、「檻に閉じ込められたライオン」だったわけですから。
そして、恋愛に目覚め、恋愛におぼれた結果、勉強に集中できなくなり落ちてしまいます。
これ、「浪人生あるある」です。
関連記事 浪人生が恋愛をすると、受験に落ちる可能性が高くなる
女子も、浪人中は恋愛におぼれないように気をつけてください。
予備校では女子の人数が少ない分、モテますからね。
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浪人生は年齢的にも恋愛したくなる時期ですが、そこはグッとこらえて、参考書・問題集を恋人にしましょう。
医学部多浪スパイラルに陥る
医学部志望の浪人生は、難関大にこだわり続けるあまり、多浪を繰り返してしまうケースが多いです。
これを、「医学部多浪スパイラル」と言います。
けど、難関大医学部にこだわる必要性はまったくありません。
どの大学の医学部を出ても、同じ医師免許をGETできますからね。
関連記事 医学部志望者は大学名へのこだわりを捨てるべきだよって話
浪人を繰り返してしまうと、間違いなくメンタル面に悪影響をおよぼします。
特に、「三浪以上」になると、医学部受験仲間がグッと減り、かなりしんどくなってきます。
関連記事 医学部受験は「二浪」が限度で、「三浪以上」は地獄だよって話
医学部志望者の浪人生は、身の丈に合った大学を受験するようにしましょう。
「浪人生あるある」から得られる教訓
「浪人生あるある」から得られる教訓は、↓こんな感じです。
- あっという間に1年が過ぎるので、毎日を大切に!自分を見失うな!
- 予備校講師の授業は確かにわかりやすいが、あくまで「自習」が大事
- 伸びる人のほうが少ないが、結局は「自分の努力次第」
- 宅浪・恋愛・医学部多浪スパイラルは危険
自分自身だけでなく、周りの浪人生の結果を振り返っても、この教訓は役に立つと思います。
浪人生のみんな。
応援してるから、頑張ろうぜ!
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