こんにちは、信長(@nobunaga_ydb)です。
僕は進学校で落ちこぼれた結果、現役で京大に80点差で落ち、一浪して何とか合格できました。
関連記事 信長が現役で京大に落ちてから浪人して合格するまでの話
浪人して合格できた一番の要因は何だったんですか?
やっぱり、死にもの狂いで勉強したからですか?
確かに、1年間ほぼ休まずに勉強したことは大きいかな。
けど、振り返ってみれば、本質的な要因はそこじゃなかったんだ。
僕がなぜ現役で京大に落ち、浪人して受かったのか?
その本質的な要因は、「携帯電話を解約したこと」にありました。
今の受験生であれば、携帯電話ではなくスマホですね。
浪人が決まった3月下旬に、当時所有していたauの携帯電話の「インターネット定額使い放題サービス」を解約したのです。
いわゆる、「デジタル・デトックス」というやつですね。
今から振り返れば、この決断がかなり大きかったと思います。
【これを捨てたら浪人成功した】
■携帯電話(スマホ)
→ネット依存から強制的に脱却■高校時代の友だち
→浪人中だけ関係を断った■朝から夕方までの授業
→自習しないとマジで伸びない■プライド
→進学校出身とかマジで関係ない。模試の判定だけ信じる。https://t.co/wGFb2kS3am— 信長@ヤバイ大学受験Blog (@nobunaga_ydb) March 20, 2020
その経験をふまえて、受験生の皆さんにどうしても伝えたいことがあります。
受験で成功したければ、スマホを封印しよう!
▼この記事の内容はYouTubeでも解説しています!
受験で成功したいなら、なぜスマホを封印するべきなのか?
もしあなたが受験生なら、スマホを封印することを強くすすめます。
なぜ「解約」ではなく「封印」なのかというと、今のスマホはあまりにも便利になりすぎているため、解約すれば日常生活に支障をきたすからです。
スマホではなくガラケーだった時代は、機能もそこまで多くなかったから、解約してもそこまで問題なかったんだよ。
ここからは、なぜ僕がそこまで強く「スマホの封印」をすすめるのかについて解説していきます。
スマホをながめている時間はほとんど無駄だから
スマホで芸能人のインスタをながめたり、YouTubeでヒカキンTVを視聴したり、対戦ゲームをしたりしている時間って、ぶっちゃけ時間の無駄なんですね。
確かに、インスタやYouTubeやスマホゲームは楽しいのですが、それらに夢中になっても成績は1ミリも伸びません。
スマホは、とにかく受験生の貴重な勉強時間を奪ってしまうんですよ。
たとえば、家で勉強していて、休憩がてらにスマホをいじり出したら、いつの間にかだいぶ時間が経っていた⋯みたいな経験がある人は多いのではないでしょうか。
ちなみに、僕は高校生の頃、暇さえあれば携帯でネットばかりしており、完全にネット依存症でした。
現役で京大に80点差で落ちて、浪人して心を入れ替えようと決意したときに、これまで依存していた携帯電話のネットサービスを解約することを決めたのです。
結果的にこれが大成功につながりました。
正直、解約直後の1~2週間は禁断症状みたいなのがあったのですが、それを乗り越えると不思議と楽な気分になれたんですよね。
なんや、別に携帯とかなくても全然生きていけるやん。
このおかげで、毎日コンスタントに集中して勉強できるようになりました。
だって、自習室で勉強以外のことをしようとしても、特にすることがないのですから。
関連記事 【浪人2.0】~自習室を拠点とした浪人生活のすすめ~
「勉強しない」というのは、裏返せば「勉強以外のことをしている」ということです。
つまり、「勉強以外にすること」を強制的になくせば、嫌でも勉強せざるをえなくなります。
スマホを封印すれば、勉強だけに集中することができますよ。
SNS上で周りの友達の知りたくもない情報を知ってしまうから
受験生がスマホを使うと、SNS上で周りの友達の知りたくもない情報がバンバン入ってくるんですよね。
たとえば、模試の直後にクラスの友達がグループLINEやツイッターで
よっしゃー!数学9割取れたー!
みたいなことをつぶやいていて、自分は5割くらいしか取れてなかったら精神的にきついですよね。
受験生が一番やってはいけないことって、周りの受験生と比較しちゃうことなんですよ。
大学受験をするうえで絶対にやっちゃいけないこと、それは・・・
「他人と比べること」
人と比べて安心したり、引け目を感じたりしても、自分の成績は1ミリも上がらへん。
自分が受験生の頃に他人との比較で苦しんだから、みんなに伝えときたい。
唯一比べていいのは、過去の自分だけ。
— 信長@ヤバイ大学受験Blog (@nobunaga_ydb) October 1, 2018
浪人の時に受けた夏の京大実戦。
自分自身、A判定を取れて嬉しかったけど、
高校の同級生が総合点で冊子掲載されてるのを見て吐きかけた。けど、結果的にそいつは落ちた。
模試は「落ちる指標」にはなるけど、「受かる指標」にはならへん。
安心したら、さようなら。https://t.co/eNDUTz6RkQ
— 信長@ヤバイ大学受験Blog (@nobunaga_ydb) September 23, 2018
僕自身、自分より優秀な同級生と比較して何回も落ち込んだことがあるのですが、他人と比較しても成績は1ミリも伸びないので、マジでやめといたほうがいいです。
スマホを封印すれば、SNS上に転がっている周りの友達の情報から遮断されるので、自分自身とだけ向き合うことができますよ。
グループLINEは脱退まではしなくてもいいけど、
見るのはほどほどにしたほうがいいね。
ネット検索により、「勉強法オタク」と「参考書マニア」になってしまうから
受験生って、勉強が不安になれば、すぐにスマホで「勉強法」や「参考書」について検索するんですよね。
断言しますが、それらの情報を調べたところで、あなたの成績はほとんど伸びません。
なぜなら、情報を収集したこと自体に満足してしまい、肝心の勉強をしないからです。
関連記事 「勉強法オタク」と「参考書マニア」はなぜ受験に失敗するのか?
勉強の不安は、勉強でしか解消されません。
スマホを封印することで、勉強で不安になったとしても、情報収集に走らず目の前の一問を解くことに集中できるはずです。
僕自身、高3のときはネットで勉強法について検索しまくってたね。
そして、京大に80点差で落ちたよ⋯。
受験生がスマホを封印する具体的な方法
ここまで、「受験生がスマホを封印するべき理由」について述べました。
私もついスマホで荒野行動をして時間を浪費しちゃうので、
スマホを封印することにします!
どうすれば封印できますか?
というわけで、ここからは「スマホを封印する具体的な方法」について解説していきます。
方法としては、以下の8つが挙げられます。
- 電話以外の通知機能をオフにする
- 機内モードをオンにする
- よく使うアプリをアンインストールする
- スマホの電源を基本的に切っておく
- スマホを物理的に手の届かないところに置いておく
- スマホの画面を白黒(モノクロ)にする
- 「スマホ依存対策アプリ」をインストールする
- 「スマホ封印グッズ」を使う
電話以外の通知機能をオフにする
これは今すぐにでも始められますね。
緊急性の高い電話だけ通知をオンにして、それ以外はオフにしてください。
スマホ依存の受験生は、通知が来ているかどうかを過剰に心配して、ソワソワする傾向にあります。
何か通知来てないかな?ちょっとスマホを見てみるか⋯!
あ、友達からLINE来てる!あとで返信しなきゃ!
こんな状態で勉強に集中できるはずがないですよね。
だからこそ、ほとんどのアプリの通知機能をオフにしましょう!
通知をオフにしてしまえば、ホーム画面に通知が表示されないので、スマホをいじる気が薄れますよ。
通知オフのやり方は簡単です。
iPhoneを例にしてみましょう。
まずは設定→通知の順に進みます。
次に、通知をオフにしたいアプリを選びます。
ここでは、LINEの通知をオフにしてみましょう。
LINEの部分をタップしてください。
「通知を許可」の部分がオンになっているので、これをスライドしてオフにします。
以下のような画面になれば、通知オフ完了です!
余計な通知をオフにして、勉強だけに集中しよう!
機内モードをオンにする
「機内モード」とは、電話やインターネット、Bluetoothなど、あらゆる通信を一括でシャットダウンできるモードのことです。
機内モードをオンにすると、一時的にLINEなどの通知を遮断することができるので、その間は勉強だけに集中することができます。
設定は超簡単で、iPhoneなら「設定」→「機内モード」、Androidなら「設定」→「ネットワークとインターネット(無線とネットワーク)」→「機内モード」で設定することができます。
アプリごとに通知をオフにする設定が面倒くさい人は、機内モードのほうが手間がかからないので楽かもね!
よく使うアプリをアンインストールする
これは、通知とか機内モードうんぬんというよりも、「そもそもアプリ自体消しちゃえ!」というものです。
自分がよく使うアプリがスマホに入っていなかったら、スマホを開く気が確実に失せますよね。
さすがにLINEになるとアンインストールは厳しいと思いますが、YouTubeやインスタならいっそのことアンイストールしても問題ないと思います。
おそらく、アンイストール直後の1~2週間は禁断症状に苦しむかもしれませんが、じきに慣れます。
せっかくアンインストールしても、我慢できずに再びインストールしたら意味ないのでは?
確かにその通りです。
なので、一度アンイストールしたら、「もう二度とインストールしない!」と自分に誓いましょう!
スマホの電源を基本的に切っておく
この方法は導入ハードルが比較的低いのではないでしょうか。
たとえば、朝学校に出かけるタイミングでスマホの電源を切りましょう。
そうすれば、学校や塾にいる間はスマホを見ることができません。
親に連絡しないといけないときや、どうしてもスマホで済ませたい用事があるときだけ、例外的にスマホの電源をオンにします。
家に帰って勉強するときも、もちろん電源はオフのままです。
勉強を終えたタイミングで初めて電源をオンにしてOKです。
溜まっていたメッセージの返信をしたり、お気に入りのYouTuberの動画を視聴したりしましょう。
スマホを物理的に手の届かないところに置いておく
ぶっちゃけ、これが一番最強です。
スマホが物理的に手の届かない範囲にあれば、使いたくても絶対使えないですからね。
たとえば、高校や予備校に出かけるとき、スマホを家に置いていきましょう。
自宅で勉強に集中したい場合は、郵便受けにスマホを入れておきましょう。
当たり前ですが、スマホが近くにあるから、みんなスマホを使っちゃうんです。
また、スマホが近くにあるだけで、ソワソワして集中力が下がってしまうんです。
ダイエットしている人の目の前にケーキがあったら、食べちゃいますよね?激しく動揺しますよね?
それと同じです。
受験生諸君、スマホを遠ざけましょう。
スマホの画面を白黒(モノクロ)にする
これは地味なテクニックですが、意外に効きます。
普段皆さんが見るスマホの画面は、フルカラーですよね?
そのフルカラーの画面をあえて白黒(モノクロ)にすることで、アプリなどの魅力が無くなり、結果的にスマホを見る頻度が少なくなる、というものです。
確かに、モノクロの画面だと、YouTubeやInstagramを開く気が失せますね⋯。
ところで、スマホ画面のモノクロ化ってどうやるんですか?
スマホ画面のモノクロ化は簡単です。
まずは、iPhoneの画面をモノクロにする方法を紹介しますね。
設定>一般>アクセシビリティ>ディスプレイ調整>カラーフィルタ
まで進みます。
↓
↓
↓
カラーフィルタまで進みましたね?
あとは、「カラーフィルタ」と書かれた部分をスライドして、「グレイスケール」の部分にチェックが入っていたら完成です。
↓
どうでしょう?
この状態でYouTubeやInstagramを開いても、絶対面白くないですよね。
僕のスマホ、Androidなんですけど、どうすれば画面をモノクロ化できますか?
Androidは機種によって設定手順が異なります。
たとえば、Xperiaシリーズであれば、「設定」→「開発者向けオプション」→「色空間シミュレート」と進み、「色空間シミュレート」のところで「全色盲」にチェックを入れると画面全体が白黒(モノクロ)に変わります。
また、Galaxyシリーズでは、「設定」→「ユーザー補助」→「視覚」と進み、「視覚」のところで「グレースケール」にチェックを入れると、画面全体が白黒(モノクロ)に変わります。
他の機種の人は、「機種名 画面 モノクロ化」でググって、やり方を調べてください。
スマホ画面を白黒(モノクロ)化して、スマホ中毒から脱出しよう!
「スマホ依存対策アプリ」をインストールする
これは知らない人も多いかもしれませんが、実は「スマホ依存対策アプリ」というのがあるんです。
たとえば、iPhone用の「スマホをやめれば魚が育つ」というアプリ。
このアプリは、「スマホをいじらない時間が増えれば増えるほど、魚が育つ」というゲームです。
つまり、遊び感覚でスマホに触れないようになっています。
我慢や根性ではなく、ゲームとして楽しみながらスマホを「放置」できるので、スマホゲームが好きな人にはおすすめです!
ほかにおすすめのアプリはありますか?
Android限定ですが、「Detoxースマホ依存タイマー」というアプリもありますね。
これは、「タイマーで時間を設定すれば、その時間中はスマホにロックがかかっていじれなくなる」というものです。
このアプリの使い方は超簡単です。
たとえば、今から1時間勉強するから、その間はスマホを封印したいのであれば⋯
タイマーを1時間に設定して、ロックのアイコンをタップします。
↓
次のような画面が出てくるので、「OK」をタップすると⋯
↓
はい、ロック完了です!超簡単!
無料版であれば最大で11時間タイマーを設定できるので、強制的にスマホを封印したい人にはぴったりです。
一度ロックしたら開けられないので、注意してね!
このアプリ以外にも、さまざまな「スマホ依存対策アプリ」がiPhoneやAndroid用に用意されているので、気になった人は調べてインストールしてみましょう!
「スマホ封印グッズ」を使う
お金がかかってしまいますが、「スマホ封印グッズ」を使うのもアリです。
僕のおすすめは、「タイムロッキングコンテナ」です。
これは、「タイマーを設定すると、指定した時間が終わるまでロックがかかって開けられなくなる箱」です。
この中にスマホを入れると、一定の時間はスマホを物理的にいじれなくなるので最強です。
「Detoxースマホ依存タイマー」と同様、一度ロックすれば開けられなくなるので、そこに関しては注意しましょう。
「タイムロッキングコンテナ」の使い方は以下の記事でくわしく紹介しているので、興味のある人は読んでみてください。
関連記事 受験生におすすめの「勉強グッズ」を京大卒がガチで紹介します!
「スマホを封印する方法」をたくさん紹介したけど、どうだったかな?
まずは通知をオフにしたり、画面をモノクロ化したり、アプリを試してみたりして、それでも厳しければスマホの電源を切ったり、物理的にいじれなくする作戦に移ればいいね!
「受験生はスマホを封印しなくてもOK」と言ってる奴、だいたい自制心が強い説
ちょっと質問があるんだけど。
どしたん?
「受験生はスマホを封印しなくてもOK」と言ってる奴もいるんだけど、俺は一体どっちを信じたらいいんだよ?
確かに、スマホには便利な勉強アプリがたくさんあるので、封印せずに上手に活用すれば、受験生にとって役立つツールになることは間違いありません。
けど実際のところ、受験生の多くはつい余計なアプリをいじったりして、スマホをうまくコントロールするどころか、スマホにコントロールされちゃっているんです。
理想と現実にギャップがあるってことか。
その通りだね!
正直なところ、「スマホを封印しなくてもOK」と言っている人は、自制心がとても強いんだと思います。
たとえば、進学校出身で、現役で東大に合格しちゃうような人とか。
振り返れば、僕の同級生で現役で東大に合格した人たちは、ほぼ全員が自制心MAXでした。
部活が終わったら、友達とダラダラ喋らずに、すぐに家に帰って勉強するタイプが多かったです。
関連記事 受験勉強のために部活を辞めるべきか?
こういう人たちは、スマホを封印しなくてもOKなんです。
けど、僕も含めて受験生の大半は「自制心が弱い」から、スマホを封印しないといけないんです。
「スマホをうまく活用すれば、勉強勉強に役立つ」という意見は否定しない。
けどさ、たとえばスマホで勉強の調べ物をしたとして、それでパッとスマホいじるのをやめられる?
そのまま勉強と関係のないサイトに行っちゃうんじゃないの?
たいていの受験生は自制心強くないよ。
もちろん僕も含めて。
— 信長@ヤバイ大学受験Blog (@nobunaga_ydb) April 18, 2020
東大生が「スマホを封印しなくてもOK」って言ってたから、俺も封印しないわ。
と考えるのは、少し危険です。
自分に強い自制心があるかどうか、胸に手を当てて考えてみましょう。
勉強を習慣化するためには、スマホを封印することが重要
今回の記事では、「受験に成功したいなら、スマホを封印しよう!」という話をしました。
僕はこのブログで何回も主張していますが、第一志望の大学に合格するためには、「勉強を歯磨きのように習慣化すること」が最も重要です。
関連記事 現役で東大・京大・医学部に受かる人は勉強を「習慣化」できている
勉強を習慣化するには、まずは「勉強に集中できる環境を整えること」が最優先になります。
具体的に言えば、「自分が気持ちよく勉強できる時間と場所を確保すること」ですね。
スマホ断ちをすることで、「気持ちよく勉強できる時間」を圧倒的に増やすことができます。
長期的に見れば、かなりの時間を節約できるはずだよ!
受験生のみんな!
Let’s スマホ封印!
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