こんにちは、信長(@nobunaga_ydb)です。
僕は現役で京大に80点差で落ち、地獄の浪人期間を経て、何とかリベンジを果たすことができました。
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高校は進学校だったため、浪人した同級生はたくさんいます。
浪人生の生態に関しては、かなりくわしいと自負しています。
なあ、ちょっと質問があるんだけど。
どしたん?
俺、浪人しているんだけど、お金欲しいからバイトしようと
思ってるんだ。
浪人生がバイトするのはアリなのかナシなのか教えてくれよ。
彼のように、「浪人生がバイトしてもOKなのか」と悩んでいる人は意外に多いです。
というわけで今回の記事では、「浪人生がバイトするのはアリ?ナシ?」というテーマについて、僕なりの答えを出します!
僕が実際に見たリアルなエピソードも交えて解説していくよ!
それではスタート!
【結論】浪人生がバイトするのは基本的にNG
結論から先に言いますね。
浪人生がバイトするのは、基本的にNGです。
その理由を今から解説していきます。
勉強する時間が減るから
当たり前ですが、浪人生がバイトをすると、その分勉強時間が減ります。
たとえば、1回3時間のバイトを週3回入れるとしますよね。
そうすると、1週間で9時間勉強する時間を失ってしまいます。
これって、年単位に換算すると、結構な数字になりますよね。
その時間があれば、あと何冊か問題集に取り組めるかもしれないですよね⋯!
本当、その通りだよ。
浪人生って、高校生に比べて「時間の自由がある」と油断しがちです。
その結果、「ちょっとくらいバイトして小遣い稼ぎしてもいいか♪」と安易に考えてしまいます。
けど、そうやってバイトをしている間に、ライバルたちは必死に勉強しているわけです。
浪人生の皆さん。
貴重な勉強時間を、バイトに捧げる必要がありますか?
勉強する体力と気力も減るから
浪人生がバイトをすると、まず体力が減ってしまいます。
たとえば、飲食店のホールや、引っ越し、荷物の仕分けや箱詰めのバイトをすると、体がクタクタになりますよね。
ちなみに僕は大学1年生の夏休みに、荷物の箱詰めのバイトをしたことがあります。
薄暗いジメジメした倉庫で、立ちっぱなしの状態で洗剤をひたすらダンボールに詰め込む作業をしたのですが、マジでしんどかったですね。
終わったあとフラフラになり、「二度とやるもんか!」と思いました。
浪人生ができるバイトは、デスクワークというよりも、このような力仕事が必然的に多くなるはずです。
力仕事が終わったあとに、勉強する体力が残っているかというと、結構厳しいですよね。
あー、今日のバイト疲れた⋯。
帰って勉強しようと思ってたけど、しんどいから寝よ。
みたいになると思います。
また、浪人生がバイトをすると、気力も減ってしまいます。
格闘ゲームでいうところの、体力(HP)に対する気力(MP)というやつですね。
たとえば、浪人生が飲食店のホールでバイトをしていて、ミスを犯してお客さんに怒鳴られるとします。
これってめちゃくちゃ凹みますよね。
そして、バイトが終わったあと、今度はバイトリーダーに説教されます。
まさにメンタルのダブルパンチ。
この状態で、「よーし!勉強頑張るぞー!」となるでしょうか。
ならないですよね。
浪人生は体力があり、なおかつメンタルも安定していないと勉強に集中できません。
バイトに手を出すと、浪人生の貴重な体力と気力が奪われることを覚悟しましょう。
自分が浪人生であることを忘れてしまうから
浪人生がバイトをすると、中途半端に社会との接点をもつせいか、自分が浪人している感覚を忘れてしまう人が多いんですよね。
そして、そこで友達とか彼女を作ってしまうと、もう終わりです。
まるで自分がリア充大学生になったような感覚になって、浪人生としての覚悟や危機感がなくなります。
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浪人生の皆さん、よく聞いてください。
浪人生は、いわゆる「外の世界」に出たらダメな生き物なんです。
バイトをしてしまうと、そこには大学生だったり、主婦だったり、浪人生ではないカテゴリーの人がたくさんいるわけです。
その人たちと関係をもってしまうと、「そっち側の楽な世界」に流れてしまいます。
浪人生が関係をもっていいのは、「ほかの浪人生だけ」です。
1年間だけ「浪人生だけの世界」に引きこもって、ひたすら机に向かいましょう。
浪人生に伝えておきたいこと。
現役で大学に受かった奴との接触を遮断した方がいい。
日常で会う人全員が浪人生くらいの方がいい。
「みんな浪人している」と錯覚すれば、そこまで精神的に病まない。
— 信長@ヤバイ大学受験Blog (@nobunaga_ydb) March 17, 2019
浪人生がやむをえずバイトをする際に注意すべきこと
とはいえ、金銭的に親の援助を受けられないため、バイトせざるをえない浪人生もたくさんいると思います。
そういった浪人生がバイトをする際に注意すべきことを今から解説していきますね。
昼間のバイトは避けて、早朝か夜のバイトを選ぶ
浪人生がバイトをするなら、昼間は避けて早朝か夜のバイトを選びましょう。
昼間にバイトしてしまうと、まとまって勉強する時間がなくなるからです。
たとえば、昼11時から15時までバイトをするとします。
そうなると、午前中に勉強をいったん中断して、昼にバイトをして、また夕方くらいから勉強を再開しないといけないですよね。
これって、まさに勉強するための体力・気力が失われますよね。
じゃあ、どの時間帯にバイトすればいいの?
早朝か、夜のバイトがおすすめだね!
浪人生がバイトをするなら、早朝か夜の時間帯を選びましょう。
理由はシンプルで、まとまった勉強の時間を確保しやすいからです。
たとえば、南海キャンディーズの山ちゃんは、浪人生時代、早朝にバイトをして、その後は夜9時までずっと予備校で勉強していました。
朝の7~9時から予備校代の一部を払うために千葉駅などでティッシュ配りのアルバイトを週3~5日して、そこから予備校の授業や自習室で夜9時まで勉強しました。
早朝バイトは生活リズムが整うので、結構おすすめだよ!
特に、生活リズムが不規則になりやすい宅浪生は、早朝バイトをやる価値があると思う!
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とはいえ、朝起きるのが苦手な浪人生も結構多いはずです。
その場合は、夜にアルバイトすべきでしょう。
たとえば、僕の同級生で、再受験して三重大学医学部に受かった友達は、朝9時から夕方5時まで自習室で勉強する→そのあと、駅前の本屋で2~3時間ほどバイト→帰宅みたいな生活を送っていました。
このルーティーンだったら、勉強を中断せずにすみますよね。
夜にバイトする際の注意点としては、「深夜の時間帯を選ばない」ことです。
深夜の時間帯は高時給であるため、魅力的に思えますが、深夜バイトすると生活リズムが狂ってしまいます。
間違いなく昼夜逆転の生活になりますし、精神的に病みやすくなるでしょう。
遅くても、夜9時頃に切り上げられるバイトを選びましょう。
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とにかく、バイトを選ぶ際は、まとまった勉強時間を確保できるようなものを選びましょう!
できれば、時間固定シフトのバイトがいいね!
シフトが流動的で、ある日は昼に入れられたり、違う日には夜に入れられたりすると、毎日の勉強ルーティーンが確立できないから気をつけよう!
辞めるハードルが低いバイトを選ぶ
浪人生がバイトをする際は、辞めるハードルが低いものを選びましょう。
なぜなら、浪人生はいずれは絶対にバイトを辞めなくてはならず、辞める際に悩んだり、スタッフと揉めたりしてしまうとしんどいからです。
そろそろ入試も近づいてきているから、バイト辞めたいな⋯。
けど、店長に言いづらいなあ。
しかも今辞めたら、周りのスタッフに迷惑がかかるかも⋯。
みたいに考えるのは、時間の無駄です。
できれば、面接のときに、「自分は浪人生であること」や、「いつまでバイトを続けるつもりなのか」を雇用主にはっきり伝えておきましょう。
そうしておくことで、円満にバイトを辞めることができます。
しょせんバイトなんだし、いきなりバックレてもよくね?
正直なところ、いきなりバイトを辞めても全然OKなんですが、これをしてしまうと、店長とかがブチ切れちゃうケースがあるんですよね。
たたでさえ浪人生は勉強でしんどいので、バイトを辞める際に一悶着してストレスをためるのは避けましょう。
たとえば、日雇いバイトなら、その日限りの雇用なので、「辞める/辞めない」で悩む必要がなくなるよ!
ただし、日雇いバイトは体力的にきついものが多いので、あまり入れすぎないように注意しよう!
対人ストレスが少ないバイトを選ぶ
浪人生がバイトを選ぶ際は、対人ストレスが少ないものを選びましょう。
なるべく、人と関わる必要のないバイトがいいですね。
バイト先の人間関係が増えれば増えるほど、ストレスもたまりやすくなりますから。
お客さんがいて、さらにスタッフ同士で協力する必要のあるバイトは避けたほうが無難です。
浪人生活の孤独感を埋めるために、人が多そうなバイトを選ぶのはマジで危険だよ!
私利私欲のためにバイトしてる浪人生はマジで落ちるよ
今回の記事では、「浪人生がバイトをするのはアリかナシか?」というテーマに対して、僕なりの結論を出しました。
この記事を書いているときに、ある浪人生のことを思い出しました。
僕は浪人中、予備校に行かずに有料自習室を借りて勉強していたのですが、そこに四浪の医学部志望者がいたんですよね。
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彼はめちゃくちゃ頭がよく、全統記述模試で全国順位2ケタくらいを毎回コンスタントに叩き出していたのですが、なぜか毎年医学部に落ちていました。
なぜ彼が毎年落ちてしまうのかと分析したときに、以下の原因が考えられたんですよね。
- 難関大医学部ばかりを狙っている
- 浪人生活に慣れすぎたせいか、刺激を求めてバイトに手を出している
彼は京都府立医科大学や、大阪市立大学医学部など、激ムズの大学ばかりを受験していました。
これらの大学はライバルも優秀であるため、いくら本人の頭がよくても、試験当日に十分パフォーマンスが発揮できないと落ちてしまう可能性が高いです。
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また、彼は四浪に突入して、浪人生活にすっかり慣れたせいか、刺激とお金を求めて個別指導塾のバイトに手を出していたんですよね。
夏期講習のときは1日中フルで働いて、「これでようやく狙ってたパソコンが買える~!」と喜んでいました。
彼は結局、六浪で滋賀医科大学(多浪に寛容)に行きました。
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「え?そんな浪人生活のパターンあるの?」って思うかもしれませんが、私利私欲のためにバイトに手を出す浪人生って結構多いんですよ。
断言しますが、「浪人生活を満喫してしまっている人」はマジで成績が伸びませんよ。
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