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超リアルな「進学校あるある10選」を紹介します!

進学校あるある
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こんにちは、信長(@nobunaga_ydb)です。

 

僕は高校生の頃、いわゆる「超進学校」に通っていました。

東大・京大・国公立大医学部に何人も受かるような高校です。

そして、部活に熱中しすぎて落ちこぼれた結果、現役で京大に落ち、浪人して何とか受かりました。

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あのー、、、、

どしたん?

進学校の進路事情や学校生活って、どんな感じなんですか?

進学校の実態について、くわしく知りたいです!

 

確かに、進学校の実態についてくわしく解説しているブログって、あんまりないですよね。

というわけで今回の記事では、「進学校あるある」について深く掘り下げていこうと思います!

 

▼この記事の内容はYouTubeでも解説しています!

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進学校あるある10選

ではさっそく、「進学校あるある」を紹介していきますね。

「進学校あるある」は数多くあるのですが、今回は10個厳選して紹介します。

進学校に通っていたからこそわかる「リアル」な内容なので、進学校を目指す人はぜひ参考にしてください!

現在進学校に通っている人も、共感できる部分は多いはずだよ!

 

入学当初から、ほぼ全員が東大・京大・国公立大医学部を目指している

進学校に入学して驚くのが、ほぼ全員が東大・京大・国公立大医学部を目指していることです。

腐っても、大阪大・神戸大・東工大・一橋大レベルです。

 

みんな、「東大○○名合格!」とか「医学部に強い!」などのわかりやすい進学実績を知って入学してきているので、最初から最難関大を目指すのは当然ですね。

 

逆に、入学当初から関関同立やMARCHなどの私立大学を目指すような人はほとんどいません。

というか、早慶レベルですら、第一志望として目指している人は少ないです。

 

進学校は、「私立大学を目指すことをよしとしない風潮」があります。

東大目指してて滑り止めで早慶受けるのはわかるけど、

何で最初から早慶目指すんだよ?

それだったら、付属校入ってそのまま早慶入ればよくね?

ていうか、3科目受験とか楽だろ。

5教科7科目きっちり勉強しろや。

 

みたいな感じです。

 

個人的には、科目数が少ない早慶を最初から目指すのは合理的だと思うのですが、進学校はあまりにも「最難関国公立大志向」が強いため、そっちに流されちゃうんですよね。

まあ確かに、最初から科目数が少ない早慶を目指していると、途中で国公立大に行きたくなったときに融通が利かなくなるので、最初のうちは東大・京大・国公立大医学部あたりを目指すのは悪くないかもしれません。

 

けど、それでもこの偏りは異常ですね。

 

学力上位層と下位層の差がひどい

進学校に通っている人って、全員頭がいい印象を受けますよね?

特に、非進学校の生徒から見たら、進学校の生徒はマジで全員が天才に見えます。

しかし、残念ながらそれは真っ赤なです。

 

実態は、学力上位層と下位層の差が半端ないんです。

学力上位層と下位層の特徴はこんな感じ↓です。

学力上位層 ⋯ 進学校に余裕で合格し、毎日歯を磨くように勉強した結果、現役で最難関大に受かる層

学力下位層 ⋯ 進学校に受かった時点で満足し、勉強をサボった結果、現役で関関同立やMARCHレベルに落ち着くor浪人する層

 

世間一般の人々(特に教育ママ)は東大・京大合格者数ランキングの情報に踊らされて、「進学校に通っている=現役で東大・京大・国公立大医学部に受かる」みたいな方程式を勝手に立てるのですが、そんなわけありません。

現役で最難関大に受かるのは、一部の学力上位層のみです。

学力下位層は最難関大を受けても基本的に落ちますし、そもそも受験を諦める人も多いです。

 

学力下位層のタチの悪いところは、「最難関大を目指していると許される」と思っていることです。

 

実力的には、早慶レベルどころか関関同立レベルやMARCHレベルですら怪しいのに、

俺、一応東大目指してるんだよね。

と言うだけで、プライドを何とか保てるんですよね。

 

そして、現役で東大に圧倒的な差で落ちて浪人しても、

俺、現役で東大受けたんだけど、落ちちゃったんだよね。

けど、どうしても東大を諦めきれなくて、浪人したんだ。

みたいなことを言うわけです。

 

実態は、MARCHですら落ちていたかもしれないのに。

 

進学校に通っていても、現役で最難関大に行けない人のほうが圧倒的に多いということは知っておきましょう。

 

合格実績の多くを浪人生が占めている

進学校の合格実績は、浪人生によって助けられています

なぜなら、「合格実績=現役合格者数+浪人合格者数」だからです。

たとえば、週刊朝日やサンデー毎日に掲載される「東大・京大合格者数ランキング」を見ると、その内訳に現役生の数と浪人生の数がそれぞれ記載されています。

 

先ほど述べた「進学校の学力下位層」の一部は、浪人して最難関大に合格するので、当然彼らはその進学校の合格者としてカウントされます。

中には、現役生の比率が高い高校もありますが、基本的には浪人生の割合が多いですね。

 

現役志向なのか浪人志向なのかは、その進学校の進路指導の方針によるところが大きいです。

現役で受かりそうな大学をすすめるような進学校では、現役生の比率が高まりますし、成績が悪くても本人の第一志望を優先させるような進学校では、浪人生の比率が高まります。

 

進学校の合格実績は、「浪人生も多く含まれている」ことは覚えておきましょう。

 

浪人して「早稲田大学人間科学部」や「大阪大学外国語学部マイナー言語学科」に逃げる奴が多い

これはかなり細かい内容ですね。

けど、その分めちゃくちゃリアルだと思います。

 

まあ簡単に言うと、「浪人して第一志望の最難関大に受からなかったor受けるのをあきらめたけど、関関同立やMARCHに行きたくないから、有名大の中でも偏差値の低い学部に入る」という作戦です。

代表的な学部は、早稲田大学の人間科学部と、大阪大学外国語学部マイナー言語学科ですね。

 

この2つの学部は、実はめちゃくちゃ入りやすです。

たとえば、早稲田大学人間科学部は、政治経済学部や法学部と比べて難易度がかなり低いです。

また、大阪大学外国語学部マイナー言語学科は、英語やフランス語のようなメジャー語ではなく、スワヒリ語やビルマ語、ペルシア語のようなマイナー言語を学ぶ学科なのですが、こちらも難易度がかなり低いです。

 

あー、浪人したけど、京大総合人間学部落ちちゃった⋯。

早稲田の人間科学部は受かったから、そっち行こう。

一応、「早稲田生」を名乗れるからな。

あー、阪大経済学部目指して浪人したけど、センター試験失敗しちゃった⋯。

難易度の低い阪大外国語学部スワヒリ語学科に行くか⋯。

一応、「阪大生」を名乗れるからな。

 

みたいな感じです。

 

学部がどこであれ、「早稲田大」「大阪大」のブランドを背負えるので、進学校の浪人失敗組の一部はこのパターンをたどります。

 

実際、僕の同級生や、進学校に通っていた知り合いの中には、このパターンになった奴が少なからずいます。

え!?あいつ、高校時代、「スウェーデン語に興味ある」とか言ってなかったじゃん。

なんで浪人して大阪大外国語学部のスウェーデン語学科入ったの!?

っていう下り、「超リアルな進学校あるある」ですよ。

 

誤解してほしくないのですが、最初からこれらの学部を第一志望として目指している人もいますし、今回紹介したように、不本意な形でこれらの学部に入学したとしても、学生生活を楽しんでいる人は多いです。
今回の記事は「進学校のリアルな実態」を伝えることが目的なので、実際に僕が知っているケースを基にして、「大学受験」の切り口で説明しています。
進学校の中には、京大の合格実績を稼ぎたいために、難易度の低い「京大医学部人間健康科学科」を生徒に受けさせるケースがあります。
もちろん、京大合格者数ランキングにはカウントされるのですが、本質的なやり方ではないですね。

 

先生の授業のクオリティはそこまで高くない

「進学校の先生」と聞くと、皆さんはどんなイメージを抱きますか?

そりゃー、カリスマ講師に決まってるんだろ。

進学校で教えてるくらいだから、絶対に授業がうまだろうな!

 

おそらく、「授業がめちゃくちゃわかりやすいカリスマ講師」ですよね?

 

残念ながら、それは大きなウソです。

進学校の先生は、そこまで授業がうまいわけではありません。

僕は断言しますが、予備校講師のほうが100万倍うまです。

関連記事 予備校講師の授業のわかりやすさに感動するのは「浪人生あるある」

 

じゃあ何で、進学校の生徒は東大や京大に受かるんですか?

先生の授業が超絶わかりやすいから、みんな成績が伸びるんでしょ?

理由はシンプルで、彼らが「超優秀」だからだよ。

 

進学校の生徒が最難関大にポンポン合格するのは、先生のおかげでも、使っているテキストのおかげでもありません。

単に、彼らが「超優秀」だからです。

 

超優秀なやつは、学校の先生の授業が下手でも、使っているテキストがわかりにくくても、自分で勝手に勉強して、勝手に東大・京大に受かるんですよ。

だから、先生やテキストのクオリティはあまり関係ないんです。

 

逆に言えば、進学校に予備校のカリスマ講師を派遣すれば、合格実績がどんでもないことになると思います。

だって、予備校のカリスマ講師って、めちゃくちゃわかりやすいですからね。

 

進学校に行っても、先生にはあまり期待しないほうがいいです。

みんな頭がいいから、自習したほうが効率がいいと思います。

 

「高2の秋~冬くらいから受験生」みたいな風潮がある

進学校では、「高2の秋~冬くらいから受験生」みたいな風潮があります。

普通、「高3から受験生」とイメージする人が多いのですが、進学校ではそうじゃありません。

 

進路指導の主任が、高2の11月くらいの学年集会で

高3から受験勉強始めても遅いです!

スタートダッシュが早ければ早いほど、受験勉強は有利ですよ!

みたいなことを言うんですよね。

その証拠に、一部の進学校では「高2の3学期」のことを「高3の0学期」と呼んでいます。

 

その時期あたりから、何となく学年全体がピリピリし始めます。

けど、学力上位層の人からしたら、「高2の秋~冬くらいから受験生」みたいなことを言われても、「知らんがな」状態なんですよね。

だって、彼らは、高1の入学時点から受験生だったわけですから。

 

この時期に焦るような奴は、学力下位層の落ちこぼれ野郎が多いです。

けど、実際は焦るだけで勉強には全然手をつけません。

勉強したとしても、本気じゃないので現役で落ちます

まあ、僕のことですね。

 

部活に入っている奴が多い

進学校の生徒って、あんまり部活をやっていないイメージがあるじゃないですか?

実は、部活をしている人は多いです

 

さすがに、ガチの野球部レベルは少ないですが、ちょっとスパルタの部活くらいだったら、やっている人は多いですよ。

実際、僕も陸上をガチでやっていましたし。

 

けど、進学校ゆえに、勉強との両立に悩んで、途中で部活を辞める奴はたくさんいますね。

特に、さきほど述べた「高2の秋~冬から受験生キャンペーン」に動揺して、この季節に多くの人が部活を辞めます。

 

進学校の生徒って、部活を辞めたらめちゃくちゃ成績が伸びるイメージがあるんですけど、実際のところどうなんですか?

やっぱり、辞めたほうが正解なんですか?

そのテーマに関しては、はっきりと答えが出ているよ!

 

「受験勉強のために部活を辞めるべきか?」というテーマに関しては、別の記事でかなりくわしく説明しているので、よかったら読んでみてください!

関連記事 受験勉強のために部活を辞めるべきか?

 

文化祭・体育祭などの学校行事は全力で楽しむ

進学校の生徒って、文化祭・体育祭などの学校行事は全然興味がないイメージがあるじゃないですか。

実際は、みんな学校の行事を全力で楽しむ風潮があります

文化祭?

しょーもねえよ。

家で勉強してたほうが100倍マシだろ。

みたいな奴はあまりいません。

 

高3でも、全力で文化祭の準備をする進学校も少なくありません

高3なのに、受験勉強よりも学校行事に夢中になっていいの?

 

現役で最難関大に受かる奴は、勉強を習慣化できているので、行事に熱中しても受験勉強には何ら影響はありません。

一方で、僕みたいな落ちこぼれ野郎は、普段から勉強していないので、行事に熱中するとますます勉強しなくなります。

つまり、学校行事を通じて、学力の二極化がますます進むことになります。

 

まあでも、高校の行事は青春なので、全力で取り組んだほうが楽しいですよ。

 

校則(髪型や服装)がゆるく、自由な雰囲気

進学校は、校則がかなりゆるく、自由な雰囲気です。

服装とか髪型とか、そこまで先生にガミガミ言われません。

 

進学校の生徒は大人なので、生徒の自主性が尊重される風潮があります。

先生が生徒を厳しいルールで縛り付けるということがないんです。

先生と生徒の信頼関係が強いからでしょうね。

 

基本的に、進学校は民度がかなり高いです。

陰湿ないじめや悪口など、ほとんどありません。

たとえば、僕が中学生の頃は、人の容姿や行動を平気でディスる奴が結構いたのですが、高校で進学校に入ると、ピタッといなくなりました。

 

一言で言えば、「馬鹿がいなくなる」感じですね。

進学校、めちゃくちゃ過ごしやすいですよ。

 

修学旅行は高1の終わり~高2の夏に行われる

進学校では、高3で修学旅行をするケースが少ないです。

理由はシンプルで、受験学年だからです。

 

その代わり、高1の終わり~高2の夏に修学旅行が行われるケースが多いです。

この時期は、「高2の秋~冬から受験生キャンペーン」の前なので受験勉強にあまり影響がないですし、文化祭や体育祭ともかぶらないですからね。

 

実際、僕の高校では高1の終わりに修学旅行がありました。

けど、個人的には不満が残りましたね。

だって、高1の終わりなんて、まだみんなそこまで仲良くないじゃないですか。

ぶっちゃけ、高3のほうがみんな仲良くなっている可能性が高いので、修学旅行も高3で行ったほうが楽しくなると思うんですよね。

 

受験勉強の心配をする親や先生がたくさんいると思いますが、学力上位層は高3で修学旅行に行っても普通に受かりますし、下位層は普通に落ちるので、何も心配しなくて大丈夫です。

 

進学校の先生たちへ!

高3で修学旅行、やっちゃいましょう!

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「進学校あるある」のまとめ

「進学校あるある」をざっくりまとめると、こんな感じ↓です。

  • 進学校の生徒は、いわゆる「ガリ勉」ではない
  • 「進学校に通っている=現役で東大・京大・国公立大医学部に受かる」はウソ
  • 進学校は民度が高く、自由な雰囲気

 

実際のところ、各進学校によって差はあるとは思いますが、基本的には当てはまっていると思います。

 

進学校を目指して猛勉強しているそこの君!

進学校に入学して安心しちゃダメだよ!

 

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コメント

  1. しほり より:

    この記事に書いてあることがリアルすぎて笑えます!というか私のことです!
    私も一応毎年東大2桁出してる自称進学校に通ってました。
    私はボーダーラインでこの高校に合格したんですけど「この高校に受かった私って天才じゃね?」とかずっと思ってましたw。今考えるとただのアホですね。で、結局東大受けて100点弱くらい合格平均点に差つけて落ちました。その後1浪して阪大のビルマ語というよくわからん言語学んで卒業しました。

    • 信長信長 より:

      具体的なエピソードを教えていただき、ありがとうございます!
      進学校って、上と下の差が激しいですよね・・・。

  2. ko より:

    自分高一で都内の進学校に通ってるんですけど、高校受験で燃え尽きて成績が落ちこぼれ寸前のところまで来ていて、今も徹夜で課題するぐらいの落ち具合です。この記事を見て背筋が凍りました。やはり現実はそうなのですね。進学校に合格しただけで自分の実力を過信してました。まあ普通に勉強してれば難関国立大には受かるだろうとか考えてた自分が恥ずかしいです。今その事実に気づけてよかったです。勉強頑張ります