こんにちは、信長(@nobunaga_ydb)です。
プロフィール記事にも書きましたが、僕はいわゆる進学校に通っていました。
現役で何人もの生徒が東大・京大に受かるような高校だったので、「超進学校」と言ってもよいかもしれません。(ちなみに僕はその中の最底辺でした。)
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今日はそんな超進学校に通っていたからこそわかる、「現役で東大・京大にサクッと受かっていった人たちの特徴」について解説していきます。
▼この記事の内容はYouTubeでも解説しています!
現役で東大・京大に受かる人は「歯を磨くように勉強している」
はい、もういきなり結論です。
現役で東大・京大に受かる人は「歯を磨くように勉強している」んです。
今の文章を読んで何となく意味を理解できたあなたは国語力がありますね。
そうです、彼らは「当たり前のように勉強している」のです。
おい!それが特徴かよ!
何かすごい特徴があると期待して読んだのに⋯。
時間返せや!
⋯すみません、けど、本当にこうとしか言いようがないんです。
ここからは、「歯を磨くように勉強すること」について深掘りしていきます。
勉強を習慣化・仕組み化できている
歯磨きって、基本的に毎日しますよね?
昼はしない人が多いかもしれませんが、ほとんどの人が毎日朝晩歯磨きをすると思います。
そして、皆さんにとって歯を磨くことは特別なことでもなく、誰かに強制させられることでもなく、ごくごく当たり前の行為のはずです。
言ってしまえば、毎日の習慣・仕組みの一種ですよね。
歯磨きと同様、勉強も本来そうあるべきなんです。
家に帰ってご飯を食べて、お風呂に入って、勉強して、ドラマを見て、歯を磨いて寝る⋯みたいな感じで、毎日のルーティーンの中に勉強を組み込んでおく必要があるんです。
そして、現役で東大・京大に受かるような人たちは、ほぼ全員歯を磨くように勉強を習慣化しています。
彼らは部活や行事でどれだけ忙しくても、必ず勉強の時間を確保します。
だって、歯を磨かないと気持ち悪いのと同じく、勉強しないと気持ち悪いから。
その一方で、僕みたいな底辺層の人は、勉強しなくても全然気持ち悪くありません。
むしろ、勉強しないことを軽く自慢するくらいです。
あー、昨日もノー勉やったわ。ぐへへ。
今日こそは勉強せなあかんなー。
これって、歯磨きに置き換えるとこんな感じです。
あー、昨日も歯磨きせーへんかったわ。ぐへへ。
今日こそは磨かなあかんな。
⋯こんなこと言ってくる奴がいたら、めちゃくちゃ気持ち悪いですよね。(口臭すぎ)
けど、世の中の受験生を見ると、「勉強=歯磨き」と捉えていない人がほとんどです。
想像してみてください。
歯を磨く習慣がないまま歯科検診当日を迎えて、歯医者さんに「虫歯が何本もありますよ」と宣告される状況を。
結構恐ろしいですよね。
これって、「勉強する習慣がないまま入試当日を迎えて、不合格と宣告される状況」と全く同じ構造なんです。何か怖くない?
「成績を伸ばしたい!」「志望校に合格したい!」という気持ちはもちろん大事なんですが、まずは勉強を歯磨きのように習慣化・仕組み化することが第一です。
モチベーションに左右されずに勉強している
歯を磨くことに対するモチベーションってありますか?
俺は絶対健康な歯を保ちたい!
よーし、今日も歯磨き頑張るぞー!
さてさて、どこの歯から磨こうかな⋯?
⋯こんな奴、いませんよね。
歯磨きは毎日当たり前のようにする行為ですから、そこにモチベーションなど存在しないはずです。
一方で、勉強はどうでしょうか?
今日から4月!勉強のモチベーションMAXやー!
よーし、頑張るぞー!
今日から世間はゴールデンウィークか⋯。
何か最近勉強のモチベーション下がってきてるし、そろそろ気晴らしが必要かな?
こんな感じのセリフ、何百回も聞いたことがあると思います。
ネットを見ても、「勉強のモチベーションが簡単に上がる5つの方法」みたいなタイトルの記事が腐るほどあります。
⋯どうやら多くの人が、「勉強にはモチベーションが不可欠だ!」と感じているようです。
けど、僕は思うんです。
「勉強のモチベーションなんて、ぶっちゃけ必要なくね?」と。
だって、その時々のやる気にいちいち振り回されていると、しんどいじゃないですか。
モチベーションが上がった時だけガーッと勉強して、モチベーションが下がれば全く勉強しなくなる⋯、みたいなことを繰り返していても、罪悪感が募って虚しくなるだけだと思います。
コンスタントに勉強できていないわけですから、成績もなかなか伸びませんし。
じゃあどうすればよいのかというと、勉強も歯磨きと同様、モチベーションに左右されずに取り組むべきなんです。
そして、現役で東大・京大に受かるような人たちは、勉強とモチベーションを切り離しています。
彼らの口から「勉強頑張る!」とか「勉強する気が全然起きない⋯」みたいなセリフを僕はほとんど聞いたことがありません。
そりゃそうですよね。
彼らは歯を磨くように勉強するわけですから。
僕も高校生のときに、この「モチベーション不要論」に気づくべきだった。マジで。
そうすれば現役で京大に受かっていたかもしれませんね。
厳しい言い方になるかもしれませんが、「モチベーションの低下」を理由に勉強しないのは、ただの言い訳だと思います。
一刻も早く勉強を習慣化して、モチベーションに関係なく勉強するようにしましょう。
一夜漬けという概念がない
現役で東大・京大に受かるような人たちは、テストを一夜漬けで乗り切ろうとしません。
なぜなら彼らにとって、毎日がテスト勉強みたいなものだからです。
彼らはテストが明日に迫っても、焦りや不安が少ないんです。
毎日歯を磨くように勉強してきた内容を、淡々と解答用紙に書き込むだけですからね。
その一方で僕みたいな凡人は、テスト直前になるとコンビニでモンスターエナジーを買って、テストの出題範囲を舐め回すように眺めて、機械的に解き方を暗記しようとします。
これって、普段歯を磨いていない奴が、明日歯科健診があるから無理やり歯をゴシゴシ磨いて乗り切ろうとするようなものです。
⋯無意味ですよね。
テスト直前になって初めて勉強するのではなく、今日から勉強するようにしましょう。
勉強できることを自慢しない
現役で東大・京大に受かるような人たちは、謙虚な人が多いです。
また校内模試で1位だったの。すごいでしょ?
みたいな自慢話をしません。
彼女たちは定期テストや模試で毎回当たり前のようにトップクラスの成績を取るので、自分の結果に特に満足していません。
彼女たちからすれば、当然の結果を確認したに過ぎないのです。
よって、模試でぶっちぎりのA判定を取っても、自慢する必要がないわけです。
これって、毎日きちんと歯を磨いている人が、歯科検診で「異常なし」と言われても、「そりゃ毎日磨いているんだから当たり前でしょ」と思うのと一緒です。
もしあなたの周りに勉強の自慢話をしている奴がいれば、そいつは高確率で「中途半端に勉強できる奴」です。
もしくは、「全然勉強できないのに、ただ強がっているだけの奴」ですね。
いわゆる「ガリ勉」ではない
ここまで読んだあなたは、こんな感想を抱いていないでしょうか?
んー、何か現役で東大・京大に受かるような人って、ただ勉強をこなすだけのつまらないロボットみたいだな⋯。
しかし、彼らの実態は、世間の人々が抱く「ガリ勉」のイメージからは程遠いです。
部活をしている人も多いですし、普通にテレビを観たり、繁華街に遊びに行ったりもしています。
彼らは一見すると普通の高校生なんです。
ただ、普通の高校生と違うところは、彼らは「毎日勉強する時間を必ず確保する」ということです。
「勉強=歯磨き」ですからね。
「東大・京大に受かる奴はみんなガリ勉だ」という意見は、ぶっちゃけ偏見ですよ。
勉強を習慣化するための具体的な方法
ここまでしつこく、「歯を磨くように勉強しよう=勉強を習慣化しよう」と言ってきました。
さっきから歯磨き歯磨きうるせーよ!
じゃあどうやったら「歯を磨くように勉強できるのか」を教えろや!
⋯女の子にキレられたので、ここからは「勉強を習慣化するための具体的な方法」を説明していきます。
勉強に集中できる環境を見つける
まず最初に、勉強に集中できる環境を見つけましょう。候補はこんな感じ↓。
- 自分の部屋
- 家のリビング
- 地元の図書館
- カフェ
- ファミレスやファストフード店
- 学校や塾の自習室
- 有料自習室
自分が気持ちよく勉強できるのならどこでもOKです。
色々試してみて、自分に合う勉強場所を見つけましょう。
カフェやファミレスもうるさくて苦手でした。
お金が多少かかりますが、やはり有料自習室が一番快適でしたね。
決まった時間に勉強する
そして、なるべく決まった時間にその場所で勉強することをおすすめします。
取り組む時間帯がバラバラだと、それは「習慣」とは言えないですからね。
たとえば、「毎日きっちり朝7時に起きる人」と「毎日起きる時間がバラバラな人」のどちらがよい習慣を身につけていると言えるでしょうか?
答えは火を見るより明らかですね。
関連記事 受験勉強に有利なのは、本当に「夜型」よりも「朝型」なのか?
「決まった時間に」「決まった場所」で勉強することが何よりも大切ですよ。
注文するメニューも、必ずセブンアップSサイズだったそうです。
あまりにもルーティーンが確立していたため、店員に顔と注文するメニューを完全に把握されていたとか。
まずは10分でいいから毎日必ず机に向かう
まずは10分でもいいので、毎日机に向かいましょう。
勉強を習慣化するためには、継続が命です。
勉強を習慣化するまではモチベーションに左右されがちなので、「今日勉強したくねーな」と思うことが何回もあると思います。
しかし、それでも自分を奮い立たせて机に向かうことが大事なんです。
「今日はやる気出ないし、明日から頑張ればいいか」と思った時点で、差が開いてしまいますからね。
そして、「まずは10分からでよい」と僕が言っている理由は、何か物事を始めるときにはスモールスタート(=小さく始めること)が重要だからです。
たとえば、毎朝10時に起きている人が、「明日から早起きしよう!」と決意したとします。
すると彼らの多くは、いきなり朝の7時ごろに起きようとするんです。
そして、当然7時に起きられずに面倒くさくなって結局10時に起きるハメになります。
ぶっちゃけ、まずは朝の9時半くらいでいいんです。
いや、9時45分とかでもいいかもしれません。
とりあえずちょっとだけ早く起きてみて、それが1週間続けば今度はもう少し早く起きてみる⋯、みたいな感じで徐々に早起きしていけば、いつのまにか朝7時に起きられるようになります。
勉強も同じで、いきなり毎日2時間勉強しようとするのではなく、まずは10分でもいいから勉強してみることが大事です。
毎日10分勉強するのが当たり前になったら、今度は30分勉強してみる⋯、みたいな感じで徐々に勉強時間を増やしていけば、いつのまにか毎日2時間勉強するのが当たり前になっていきますよ。
勉強の邪魔になるものを排除する
勉強の邪魔になるものは極力排除しましょう。
代表的なのは、スマホですね。
あ、友達からLINE来てる!返事返さないと⋯。
ついでにYouTubeも見ようかな⋯。
こんな感じで、勉強の合間に何となくスマホをいじるのはよくないです。
それだけで勉強のスイッチがオフになってしまいますから。
LINEの返信やYouTubeを観るのは、勉強が終わってからにしましょう。
勉強中はスマホの電源を切っておくことをおすすめします。
いわゆる、「悪い習慣を断つ」っていうやつですね。
スマホ中毒者におすすめの方法です。
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「勉強の習慣化」こそが大学合格につながる
今回の記事は、現役で東大・京大に受かった同級生のことを思い出しながら書きました。
今回紹介した「歯を磨くように勉強を習慣化すること」は、口で言うのは簡単ですが、実行するのは難しいと思うかもしれません。
だからといって、何も勉強しないまま過ごしても、大学に合格する可能性は絶対に上がりません。
勉強を習慣化したい人は、とりあえず先ほど紹介した以下の4つを実践してみましょう。
- 勉強に集中できる環境を見つける
- 決まった時間に勉強する
- まずは10分でいいから毎日必ず机に向かう
- 勉強の邪魔になるものを排除する
「勉強の習慣化」こそが、大学合格へとつながります!
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