こんにちは、信長(@nobunaga_ydb)です。
大学受験の世界では、毎年全落ちする人が一定数います。
そして、全落ちしてしまうと、今後どうすればいいかわからず、本人も親も途方にくれてしまうケースが多いです。
というわけで今回の記事では、大学受験で全落ちしてしまった受験生が、どういう解決策をとればいいのかを具体的に解説していきます。
受験生の親がどう接するべきかも解説していくよ!
それではスタート!
大学受験で全落ちしてしまったときの解決策
それではさっそく、大学受験で全落ちしてしまったときの解決策を紹介していきますね。
今からでも受けられる大学を探す
大学受験で全落ちしてしまったとしても、今からでも受けられる大学があります。
たとえば、2月の時点で全落ちしてしまった人は、3月になっても後期日程で入試を行っている私立大学が数多くあるので、探してみましょう。
ただし、後期試験になると倍率が高くなるため、合格するのが前期試験に比べて難しくなる傾向にあります。
つまり、後期試験を行っていて、なおかつ合格可能性が高い大学となると、当初想定していた志望校(滑り止めも含む)よりもレベルの低いところに妥協しなければならないことになります。
レベルに関係なく、大学で学びたいことが明確にある人や、大学で資格を習得することが目的の人(教員免許など)は問題ないと思いますが、ただ漠然と「大学に入って、将来は民間企業に就職かな~」くらいに思っている人には、このやり方はおすすめできません。
やはり、妥協した結果、何となくその大学に入学することになるので、後悔する可能性が非常に高いと思います。
専門学校に行く
大学受験で全落ちしてしまって、大学進学をあきらめた場合、専門学校に行くという手があります。
ただ、これもあまりおすすめしません。
なぜなら、専門学校に行くのであれば、そもそも最初から大学受験なんてせずに、専門学校を受けているはずだからです。
たとえば、将来は看護師や管理栄養士になりたい人が大学受験で全落ちして、同じ資格習得のために専門学校に行くのであれば筋は通っています。
しかし、そういった明確な目的がない人が何となく専門学校に逃げるのはかなりリスキーです。
「資格取っておけば何とかなるだろう」みたいな気持ちで専門学校に入学しても、モチベーション的にきついと思うよ。
浪人する
ぶっちゃけ、浪人するのが一番現実的な解決策だと思います。
大学受験で全落ちして、行きたくもない大学に無理やり進学したり、専門学校に逃げたりするよりも、浪人して再チャレンジしたほうがいいです。
「金銭面で浪人は厳しい」という人がいるかもしれないですが、予備校に通わずに有料自習室を使うのであれば、月に何回かバイトするだけで費用はまかなえます。
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また、浪人生活はつらく、失敗する人も多いですが、正しいやり方で「自学自習」を徹底すれば、現役では合格できなかった大学に合格することも可能です。
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全落ちのショックは大きいですが、来年の春は笑っていられるように浪人中は全力を尽くしましょう!
大学受験で全落ちして浪人する人に伝えておきたいこと
大学受験で全落ちして浪人する人に伝えておきたいメッセージがあるので、そちらも解説していきますね。
理想が高すぎるのはダメ
そもそもなぜ大学受験で全落ちするのかというと、「理想が高すぎるから」です。
滑り止めも含めて、自分の実力に見合っている大学をいくつか受ければ、どこかの大学には引っかかるはずですよね。
全落ちしたということは、自分の実力よりも上のレベルの大学ばかり受けていたということなので、浪人中は理想を高くしすぎないようにしましょう。
ちなみに「浪人あるある」ですが、現役でMARCH全落ちの人が、浪人し始めると急に早慶志望になったりします。
早慶を目指すこと自体は否定しませんが、まずはMARCHに受かるための力をつけることを目標にしましょう。
その力がついてはじめて、「早慶も受けてみようかな」と言うことができます。
厳しい言い方だけど、「大学受験で全落ち」=「大学受験をなめている」ということなので、浪人中は心を入れ替えないと、また同じ失敗を繰り返すことになってしまうよ。
模試の判定を信じよう
受験生の理想と現実のギャップを埋めてくれるもの、それはズバリ、「模試の判定」です。
大学受験に関する書籍やサイトには、「E判定でもあきらめるな!」みたいなフレーズが載っていますが、ぶっちゃけE判定~D判定なら、まず落ちます。
特に、秋の模試でE判定~D判定であれば、なおさら落ちます。
僕は浪人時代の秋の京大オープンでA寄りのB判定を取れたので、京大に出願しましたが、ここでD判定だと、おそらく志望校を変更していたと思います。
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現役時に全落ちした浪人生は、模試の判定を信じて、受験校を決定しましょう。
滑り止めの大学も、模試の判定と照らしわせて、確実に合格できそうなところを含めるようにしてください。
子どもが大学受験で全落ちしたときに親が取るべき行動
大学受験で全落ちしてしまうと、受験生本人だけでなく、親もショックを受けてしまいます。
そして、全落ちした本人を感情的に非難する親が結構多いのですが、これはマジでやめておきましょう。
別の記事でも言いましたが、大学受験において、親が子どもに干渉するのは「百害あって一利なし」です。
あんた、本番に弱いから全落ちしたんじゃないの!
クラスの子のほとんどはどこかの大学に引っかかったのに、あんただけ全落ちじゃない!
これからどうするつもりなの!?
みたいなことを言っても、何の解決にもならないので、本当にやめてあげてください。
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じゃあどうすればいいかというと、今後の解決策を一緒に考えてあげましょう。
たとえば、今からでも受験できる大学を一緒に探したり、浪人するのであれば、予備校のパンフレットを取り寄せてあげる、などです。
そしてなるべく、本人の意思を尊重してあげるようにしてください。
本人が浪人したいと言っているのであれば、頭ごなしに「浪人は絶対ダメ!」と怒鳴るのではなく、「どの予備校に通うのか」や「費用はどうするのか」などをきちんと議論したうえで、本人のやりたいようにやらせてあげるのが一番だと思います。
あくまで子どもの人生だから、最終的な意思決定は子どもに任せるべきです。
「子どもの人生=自分の人生」みたいに思っている親御さんは多いですが、この考えは本当に危険なので一刻も早く捨ててください。
大学受験の全落ちはショックだけど、受け止めるしかない
今回の記事では、「大学受験で全落ちしてしまったときの解決策」を解説しました。
全落ちは本当にショッキングな出来事です。
本人も親も、どん底の気分を味わうと思います。
けど、現実を受け止めてそこから行動を起こさないと、道が切り拓けないのも事実です。
全落ちしてしばらくは本人も親も立ち直れないかもしれませんが、少し気分が落ち着いたら、今後どうするかを親子間で冷静に話し合うようにしましょう。
受験生本人が納得のできる進路を選べますように⋯!
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