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【共通テスト英語】傾向と解き方のコツ&対策と勉強法を京大卒が教えます!

共通テスト(英語)の傾向と解き方のコツ、対策と勉強法
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こんにちは、信長(@nobunaga_ydb)です。

今回の記事では、大学入学共通テスト(英語)について徹底解説していきます!

  • 共通テスト(英語)とセンター試験(英語)の形式の違い
  • 共通テスト(英語リーディング&リスニング)の傾向や解き方のコツ
  • 共通テスト(英語リーディング&リスニング)に向けた対策や勉強法

を知りたい人には、超役立つ内容になっています!

 

京都大学を卒業後、Z会で「大学入試の分析」や「英語参考書の編集」をしていた僕が、わかりやすく解説していくよ!

かなり長いけど、全部読めば「共通テスト(英語)の全体像」がばっちりつかめるはず!

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それではスタート!

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  1. 大学入学共通テストの英語とセンター試験の英語の形式の違い
    1. 共通テストの英語はリーディングとリスニングの配点がそれぞれ100点に
    2. 共通テスト(英語リーディング)はすべて読解問題の形式になり、「発音・アクセント問題」や「文法問題」がなくなる
    3. 共通テスト(英語リーディング)は「実用的な英文題材」が増える
    4. 共通テスト(英語リスニング)では、英語の音声が「1回読み」の問題が登場する
    5. 共通テスト(英語リスニング)では、イラスト問題や図表問題が増える
    6. 共通テスト(英語リスニング)の音声は、アメリカ英語の発音だけではない
    7. 共通テストの英語では、「思考力」と「判断力」がより重視されるようになる
  2. 大学入学共通テスト(英語リーディング)の傾向と解き方のコツ
    1. 第1問(必要な情報を読み取る問題)の傾向と解き方のコツ
    2. 第2問(事実と意見を整理する問題)の傾向と解き方のコツ
    3. 第3問(個人の体験談の概要を把握する問題)の傾向と解き方のコツ
    4. 第4問(複数の意見の共通点と相違点を把握する問題)の傾向と解き方のコツ
    5. 第5問(物語文の概要を把握する問題)の傾向と解き方のコツ
    6. 第6問(論説文の概要を把握する問題)の傾向と解き方のコツ
  3. 大学入学共通テスト(英語リーディング)の対策と勉強法
    1. センター試験(英語筆記)の第4問以降を時間を計って解く
    2. 共通テスト(英語リーディング)の参考書や予想問題集に取り組む
    3. 英単語を覚えるときに類義語も覚える
    4. 要約の訓練をする
  4. 大学入学共通テスト(英語リスニング)の傾向と解き方のコツ
    1. 第1問(短い発話を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ
    2. 第2問(短い対話を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ
    3. 第3問(やや長めの対話を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ
    4. 第4問A(やや長めの発話を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ
    5. 第4問B(4人による説明を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ
    6. 第5問(長めの講義を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ
    7. 第6問A(長めの対話を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ
    8. 第6問B(長めの議論を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ
  5. 大学入学共通テスト(英語リスニング)の対策と勉強法
    1. まずはリーディングの対策を優先する
    2. センター試験(英語リスニング)の過去問を解く
    3. 共通テスト(英語リスニング)の参考書や予想問題集に取り組む
    4. 「弱形」や「連結」や「脱落」などの「音の変化」をマスターする
    5. アメリカ英語の発音だけでなく、イギリス英語の発音にも慣れる
  6. 【まとめ】共通テスト(英語)にビビる必要はない!

大学入学共通テストの英語とセンター試験の英語の形式の違い

これまで、大学入学共通テストの試行調査(プレテスト)が2回、本試験が2回、追試験が2回行われました。

関連サイト 令和3年度大学入学共通テスト実施結果の概要

関連サイト 2022年度 大学入学共通テスト速報【河合塾】

これらの試験を徹底分析することで見えてきた、「共通テストの英語とセンター試験の英語の形式の違い」を解説していきます。

 

共通テストの英語はリーディングとリスニングの配点がそれぞれ100点に

センター英語の配点は、筆記が200点リスニングが50点でした。

しかし、共通テストの英語の配点は、リーディングが100点リスニングが100点になります。

つまり、共通テストでは、リスニングも重視されるようになります

 

これまでは、とにかく筆記(リーディング)の対策だけ頑張って、リスニングの対策はほとんどしない(もしくは捨てる)受験生が多かったのですが、そのやり方は今後通用しなくなります

英語を読む訓練だけでなく、聞く訓練も行うようにしましょう。

ただし、大学によってリーディングとリスニングの配点比率は異なるよ。

くわしくは、河合塾が公表している以下の資料を参考にしてね!

参考資料 2021年度 国公立大 共通テスト英語 リーディング・リスニング配点比一覧

 

共通テスト(英語リーディング)はすべて読解問題の形式になり、「発音・アクセント問題」や「文法問題」がなくなる

共通テストの英語リーディングでは、センター試験で定番だった「発音・アクセント問題」や「文法問題」がなくなり、すべて読解問題の形式になります。

しかも、本文だけでなく問題文も英語で書かれます。

つまり、最初から最後まで英文をぶっ通しで読まないといけなくなるんです。

 

ということは、語数も増えるということですか⋯?

めちゃくちゃ増えるよ!

 

たとえば、第1回試行調査の語数は約5,300語、第2回試行調査は約5,400語、2021年度本試験は約5,500語、そして2022年度本試験は何と約6,000語でした。

2020年度に行われた最後のセンター英語(筆記)の語数が約4,300語だったことを考えると、最終的に1,700語も増加していることがわかります。

 

うわあ⋯

めちゃくちゃ増えてますね⋯。

しかも、試験時間は80分のままでセンター試験と変わらないから、時間配分がめちゃくちゃきつくなるんだ!

 

共通テストの英語リーディングでは、「英文をすばやく読む力」がこれまで以上に必要になると思っておいてください。

関連記事 【共通テスト英語】配点と理想の時間配分を京大卒が解説します!

 

速読力を身につけないといけないですね⋯。

ただ、文法問題がなくなると聞いて安心しました!

文法は本当に苦手なので、もう勉強しなくていいと思うと、めっちゃテンション上がります!

いや、文法の勉強はおろそかにしてはいけないよ!

 

センター試験の文法問題は、言ってしまえば「文法知識そのもの」を問うことが目的になっていました。

英語の教育現場でよく言われる、「文法のための文法」というやつですね。

 

しかし、共通テストでは、「正しい文法知識に基づいて英文をきちんと読めること」が最低限の前提条件となるので、決して文法を軽視してはいけないのです。

「文法なんて知ってて当たり前だよね?だから文法問題をわざわざ出題しないよ」というスタンスなので、文法はきちんとマスターしましょう。

関連記事 【共通テスト英語】文法の勉強はもうしなくていいのか?

 

 

「文法のための文法」ではなく、「英文を読んだり書いたりするための文法」を学びたいなら、河合出版の「英文法・語法良問500」シリーズが超おすすめだよ!

関連記事 「英文法・語法良問500」シリーズが神問題集すぎてヤバイ!

 

共通テスト(英語リーディング)は「実用的な英文題材」が増える

センター英語(筆記)では、比較的硬めの英文題材が多く出題されていました。

しかし、共通テストの英語リーディングでは、

  • ウェブサイト
  • 伝言メモ
  • ブログ記事
  • 料理レシピ

など、「実用的な英文題材」の出題がグッと増えます。

さらに、各大問の冒頭に「場面や状況を説明する文」が登場するようになります。

たとえば、「授業で行うプレゼンテーションの準備をする中で、あなたは以下の英文記事を見つけました。」といったものです。

 

これらが何を表しているかというと⋯

「日常生活の実際の場面で英文がきちんと読めるか?」がものすごく問われているということです。

ですので、受験生は余裕があれば、普段から英字新聞や海外のニュースサイトなども見ておきたいですね。

 

共通テスト(英語リスニング)では、英語の音声が「1回読み」の問題が登場する

センター英語の英語リスニングでは、音声はすべて「2回読み」でした。

しかし、共通テストの英語リスニングでは、「1回読み」「2回読み」の問題が混在するようになります。

しかも、ほとんどの問題(第3問~第6問)が「1回読み」になるので、かなり難易度が高くなります。

 

なんで「1回読み」の問題が登場するようになるのですか?

いじわる⋯!

実際のコミュニケーションの場面では、ふつう1回しか話さないよね。

さっきも説明したけど、共通テストの英語は「実際の使用場面」をものすごく意識しているんだ!

 

共通テストのリスニングでは、「1回で英文を聞き取る集中力」が要求されるようになることを覚えておきましょう!

共通テストのリスニングは、「英語の読み上げスピード」もセンター試験に比べて速くなっているので、聞き漏らしに注意しましょう。

 

共通テスト(英語リスニング)では、イラスト問題や図表問題が増える

共通テスト(英語リスニング)では、センター試験の英語リスニングに比べて、イラスト問題やグラフ問題が増えます

たとえば⋯

  • 短い発話を聞いて、それに対応するイラストを選ぶ問題
  • 2人の対話を聞いて、複数のイラストを比較する問題
  • エピソードを聞いて、4コマのイラストの時系列を並び替える問題
  • 指示を聞いて、ツアーの料金表を完成させる問題
  • 大学の講義を聞いて、ワークシートのメモを完成させる問題

など、出題形式のパターンもバラエティ豊かです。

 

「視覚」と「聴覚」をフルに使って解かなければならないので、高い集中力と情報処理能力が必要になります。

共通テストの英語リスニングは、もはや「聞く力」だけでは通用しないということを覚えておきましょう。

「聞き取った情報」「イラストや図表からの情報」を組み合わせて解かないといけなくなるよ!

 

共通テスト(英語リスニング)の音声は、アメリカ英語の発音だけではない

センター試験の英語リスニングの音声は、アメリカ英語の発音でした。

しかし、共通テストの英語リスニングでは、イギリス英語の発音も含まれます。

中には、英語のネイティブスピーカーではない、日本人による発音も一部見られます。

 

これが何を表しているかというと、共通テストの英語は「多様性」を意識しているということです。

実際に英語を話すのは、アメリカ人やイギリス人だけではないですよね。

たとえば、アジア人同士が、共通言語として「英語」を話す場面は多いはずです。

リスニング問題でも、こういった多様性を意識して、あえて「英語の非母語話者」による音声が流れることが予想されるでしょう。

 

英語が、もはや「特定の地域や集団でしか通用しない言語」ではなく、「世界中の人々がコミュニケーションを取るための言語」になっているということだね!

 

共通テストの英語では、「思考力」と「判断力」がより重視されるようになる

共通テストの英語では、「思考力・判断力を問う問題」が数多く出題されます。

たとえば、リーディングであれば⋯

  • 事実と意見を整理する力
  • 複数の文章を読み比べて、共通点や相違点を見抜く力

 

リスニングであれば⋯

  • 対話や議論を聞いて、それぞれの話者の立場を判断する力
  • 複数の意見を聞き比べて、共通点や相違点を見抜く力

を問う問題が出題されます。

 

共通テストの英語では、こういった「思考力」や「判断力」がセンター試験の英語よりもますます求められるようになるので、注意しましょう。

だからといって、難しく考える必要はないよ!

具体的な傾向と解き方のコツは、今からくわしく解説するね!

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大学入学共通テスト(英語リーディング)の傾向と解き方のコツ

ここからは、大学入学共通テスト(英語リーディング)の傾向と解き方のコツを、「大問別」にくわしく解説していきます。

 

第1問(必要な情報を読み取る問題)の傾向と解き方のコツ

第1問はAとBに分かれていますが、どちらも「日常生活に関連した身近な掲示、広告、カタログ、パンフレット、予定表などから、必要な情報を読み取る問題」です。

第1回試行調査では、

  • (A)遊園地の混雑予想に関するウェブサイト
  • (B)イベント告知のポスター

 

第2回試行調査では、

  • (A)交換留学生のお別れ会に関する伝言メモ
  • (B)市のウェブサイトに掲載された姉妹都市との交流イベントの告知記事

が英文素材として出題されました。

全体的に簡単な英語で書かれているので、読解自体はそんなに難しくありません。

 

第1問の「解き方のコツ」は何ですか?

第1問の解き方のコツは、以下の2つです。

  • 設問文を先読みする
  • 「言い換え」に注意する

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

設問文を先読みする

まずは設問文を先読みして、「何が問われているか(=着眼点)」を把握しましょう。

設問文を読んでも問われている内容が把握できなければ、選択肢も読みましょう

 

そして、問われている内容を念頭に置いたうえで、英文を読み進めます。

すると、本文中に根拠となる箇所がピンポイントあるいは複数箇所にまたがって存在するはずなので、そのあたりに下線を引いて選択肢の検討をしていきます。

第1問以降においても、この「先読み」は非常に重要になってきます。

 

「言い換え」に注意する

共通テストでは、正解の選択肢は「本文の内容を別の表現で言い換えたもの」が多いです。

この傾向は、第1問に限らず、すべての大問においても当てはまります。

ですので、正解の選択肢を検討する際は、「言い換え」に注意しましょう。

逆に、不正解の選択肢は、本文中の表現がそのまま使われているパターンが多いよ!

決して飛びつかず、選択肢の内容をよく考えるようにしてね。

 

【第2回試行調査_第1問Aの解説動画はこちら↓】

【第2回試行調査_第1問Bの解説動画はこちら↓】

第2問(事実と意見を整理する問題)の傾向と解き方のコツ

第2問もAとBに分かれていますが、どちらも「友人、家族、学校生活などの身の回りの事柄に関する説明文を読んで、事実と意見を整理する問題」です。

第1回試行調査では、

  • (A)飲食店のレビューサイト
  • (B)学生がアルバイトをすることの是非についての記事

 

第2回試行調査では、

  • (A)インターネット上に掲載された料理レシピ
  • (B)学校における生徒の携帯電話使用の是非に関する記事

が英文素材として出題されました。

 

第2問の「解き方のコツ」は何ですか?

第2問の解き方のコツは、以下の2つです。

  • 「主観的な価値判断を表す形容詞」に注目する
  • 「賛成意見」と「反対意見」をそれぞれ把握する

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

「主観的な価値判断を表す形容詞」に注目する

第2問Aでは、「本文によると、以下の選択肢のうち、事実(もしくは意見)はどれか」という設問が出題されます。

つまり、「事実と意見を整理する力」が問われているわけです。

どうやって「事実」と「意見」を判別すればいいのですか?

「主観的な価値判断を表す形容詞」に注目してみよう!

 

「主観的な価値判断を表す形容詞」とは、

  • good(よい)
  • beautiful(美しい)
  • wonderful(すばらしい)
  • delicious(とてもおいしい)
  • easy(簡単だ)

などを指します。

これらの形容詞って、人によって感じ方が異なりますよね(=主観的)。

たとえば、ある人にとってはdeliciousな料理も、別の人にとってはそうではないかもしれません。

 

そして、主観的ということは、それは「事実」ではなく「意見」ということです。

つまり、本文や選択肢の中で「主観的な価値判断を表す形容詞」が使われていたら、それは「意見」であると判断しましょう。

 

逆に、「主観的ではない形容詞」も存在するのですか?

形容詞の中には、「主観的」ではなく、「客観的」なものも存在します。

たとえば、「色」や「形」に関する形容詞は、「客観的」であると言えます。

「客観的」であるということは、それは「事実」を指しているということでしょうか?

その通り!

「主観的なもの=意見」で、「客観的なもの=事実」と覚えておこう!

 

少し骨休みにクイズを出しますね。

以下の英文は、「事実」でしょうか?それとも「意見」でしょうか?

(Ex)David looks very nice in a black jacket.(デイビッドは黒のジャケットがとても似合う。)

 

niceっていうのは、あくまで話し手の主観ですよね。

ということは、これは「意見」ですね!

その通り!

very(とても)のように、程度に関する副詞がつけられる形容詞は、「主観的な価値判断を表す形容詞」と言ってもよさそうだね!

 

続いてもう1文。

(Ex)David is wearing a black jacket today.(デイビッドは今日、黒のジャケットを着ている。)

「デイビッドが黒のジャケットを着ている」のは、誰が見ても変わらないので、これは「事実」ですね!

正解!

今回は、「主観的な形容詞」は使われていないね。

形容詞に注目して、「事実」と「意見」をきちんと判別できるようにしよう!

 

「賛成意見」と「反対意見」をそれぞれ把握する

第2問Bでは、「賛否両論のあるテーマに関する文章」が出てきます。

先ほども紹介しましたが、

  • 学生がアルバイトをすべきかどうか
  • 学校で携帯電話を使うのを禁止すべきかどうか

みたいな内容です。

 

ここで重要なのは、英文中に出てくる「賛成意見」と「反対意見」をそれぞれ把握することです。

基本的には、あるパラグラフにおいて「賛成意見」が述べられて、別のパラグラフにおいては「反対意見」が述べられています。

 

「賛成意見」と「反対意見」が書かれた箇所を把握できれば、「なぜ賛成[反対]なのか」という具体的な理由もしっかり読み取るようにしてください。

たとえば、試行調査では、「学生はアルバイトをすべきかどうか」というテーマに対する賛成意見の理由として、

  • 「お金を稼ぐことの価値」だけでなく「働くことの大切さや難しさ」も学べるから
  • 他人とうまくやっていく方法を学ぶことで、コミュニケーションスキルや自信が身につくから

の2点が挙げられていました。

 

直接的に「私は賛成です」「私は反対です」と書かれていないことに注意しよう!

書かれている内容から、その人が「賛成の立場」なのか「反対の立場」なのかを把握することが大切だよ!

 

第3問(個人の体験談の概要を把握する問題)の傾向と解き方のコツ

第3問もAとBに分かれていますが、どちらも「日常生活における個人の体験談を読んで、概要を把握する問題」です。

第1回試行調査では、

  • (A)旅行記のブログ
  • (B)セールスマンの新聞コラム

 

第2回試行調査では、

  • (A)学園祭に関するブログ
  • (B)異文化体験に関する記事

が英文素材として出題されました。

 

第3問の「解き方のコツ」は何ですか?

第3問の解き方のコツは、以下の2つです。

  • イラストを含めて、複数の情報を手がかりにする
  • 「登場人物の感情の変化」や「出来事の順番」に注目する

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

イラストを含めて、複数の情報を手がかりにする

第3問のねらいは「書かれている内容の概要を把握すること」なので、設問の解答根拠が複数箇所にまたがるパターンが多いです。

また、第3問Aでは、イラストを手がかりにしないと解けない設問もあるので、「英文全体の内容」だけでなく「イラストの情報」にも注目するようにしましょう。

 

第1問はピンポイントに情報を読み取れればそれでOKだったけど、第3問はそうはいかないよ!

 

「登場人物の感情の変化」や「出来事の順番」に注目する

第3問Bでは、「時系列」を問う設問が出題されます。

たとえば、「登場人物の感情の変化」「出来事の順番」などです。

なので、英文を読む際は、「感情を表す語句」に注目したり、「英文全体の時の流れ」を注意深く追いかけたりするようにしましょう。

 

第4問(複数の意見の共通点と相違点を把握する問題)の傾向と解き方のコツ

第4問は、「複数の記事、レポート、資料などを読み、それぞれの書き手の意見の共通点と相違点を把握する問題」です。

第1回試行調査では、

  • 生徒の読書習慣について書かれた複数の記事

 

第2回試行調査では、

  • ボランティアに関する調査結果について書かれた複数のレポート

が英文素材として出題されました。

 

第4問の「解き方のコツ」は何ですか?

第4問の解き方のコツは、以下の2つです。

  • 英文の内容とグラフの情報を組み合わせる
  • それぞれの書き手の「意見」が書かれている箇所に注目する

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

英文の情報とグラフの情報を組み合わせる

第4問では、「グラフの読み取り」が設問を解くうえで重要になります。

英文を読む際は「グラフの情報」にも注目しましょう。

 

英文中に以下の表現が出てきたら要注意です。

グラフに関連情報がないか、探し出すようにしてください。

「図や表」に関する表現
  • figure(図)
  • chart(表)
  • table(表)
  • graph(グラフ;図表)
  • according to ~(~によると)
  • show(~を示す)
  • reveal(~を明らかにする)
  • illustrate(~を説明する)
  • describe(~を説明する)
  • refer to ~(~を表す)
  • represent ~(~を表す)
  • ~, followed by ⋯(~の次に⋯が続く)

 

「数字や割合」に関する表現
  • ~%
  • percentage(パーセント)
  • one-third(3分の1)
  • two-thirds(3分の2)
  • average(平均)
  • about ~(およそ~)
  • approximately ~(およそ~)
  • almost〔nearly〕~(ほぼ~)

 

「変化」に関する表現
  • increase(増える)
  • decrease(減る)
  • drop(減る)
  • fall(下がる)
  • increase by ~(~の分だけ増える)
  • decrease by ~(~の分だけ減る)
  • fewer ~(より少ない~)
  • more ~(より多い~)

 

「違いや差」に関する表現
  • gap(差)
  • vary depending on ~(~によって異なる)
  • vary from ~ to ⋯(~から⋯までさまざまである)
  • differ from ~(~と異なる)

 

これらの表現を知っていると、グラフの読み取りがスムーズになるよ!

 

ぞれぞれの書き手の「意見」が書かれている箇所を探し出す

第4問は文章が複数あり、それぞれの書き手が「何らかの意見」を述べています。

なので、まずは「それぞれの書き手の意見」が書かれている箇所を探し出し、その次にそれらの意見を読み比べて、「共通点」「相違点」を整理するようにしてください。

 

英文中に、

  • I think ⋯(私は⋯と思う)
  • In my opinion, ⋯(私の意見では、⋯だ)
  • should ⋯(⋯すべきだ)

のような表現があったら、それは「意見」ですので、内容をきちんと把握するようにしましょう。

 

第5問(物語文の概要を把握する問題)の傾向と解き方のコツ

第5問は、「ある人物に関する物語や伝記を読み、概要を把握する問題」です。

第1回試行調査では、

  • サマーキャンプに参加したある少年の物語

 

第2回試行調査では、

  • アメリカにおけるジャーナリズムに変革を起こした人物に関する伝記

が英文素材として出題されました。

 

第5問の「解き方のコツ」は何ですか?

第5問の解き方のコツは、以下の2つです。

  • 登場人物が「いつ」「何をしたか」を時系列で整理する
  • 英文全体を通して「何が言いたいか」を把握する

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

登場人物が「いつ」「何をしたか」を時系列で整理する

第5問では、必ず「登場人物」がいます。

その人物が「いつ」「何をしたか」を問う設問が出されるので、英文全体を注意深く読んで、それらを時系列で整理するようにしましょう。

英文中に「時」を表す表現が現れたら、「登場人物が何をしたか」をチェックするようにしよう!

 

パラグラフ・メモを取りながら、英文全体の概要を把握する

第4問までは、設問文や選択肢の内容が具体的なものが多かったので、基本的には本文から必要な情報をピンポイントで(あるいは複数箇所から)探し出せればそれでOKでした。

しかし、第5問からは、設問文や選択肢の内容が急に抽象的になります。

よって、設問を解く際には、英文の「細部の情報」だけでなく、「全体の概要」も把握することがより一層求められるようになります。

 

そして、「全体の概要」を把握するためには、各パラグラフの要旨を簡単にメモするようにしましょう。

メモを取る際は、細かい情報まで書く必要はありません。

  • 「Who(だれが)」
  • 「When(いつ)」
  • 「Where(どこで)」
  • 「What(何を)」
  • 「Why(なぜ)」
  • 「How(どのように)」

という5W1Hを意識したパラグラフ・メモを作成するようにしましょう。

とにかく、「英文の全体像」を把握するようにしよう!

 

第6問(論説文の概要を把握する問題)の傾向と解き方のコツ

第6問はAとBに分かれていますが、どちらも「身近な話題や社会的な話題に関する記事やレポート、資料などを読んで、概要や要点を把握したり、要約したりする問題」です。

第1回試行調査では、

  • (A)「折り紙」に関する記事
  • (B)「こしょう」に関する記事

 

第2回試行調査では、

  • (A)アジアの女性パイロットに関する記事
  • (B)イエローストーン国立公園の生態系に関する記事

が英文素材として出題されました。

 

第6問の「解き方のコツ」は何ですか?

第6問の解き方のコツは、以下の2つです。

  • パラグラフ・メモを取りながら、各パラグラフの主題を読み取る
  • ディスコース・マーカに注目しながら論理展開を把握する

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

パラグラフ・メモを取りながら、各パラグラフの主題を読み取る

第6問では、「各パラグラフの主題・役割を答える問題」や「要約問題」が出されます。

よって、パラグラフ・メモを取りながら、各パラグラフの主題を読み取り、それらをつなぎわせて英文全体の要約をするようにしましょう。

第6問は論説文なので、物語文と違って、各パラグラフの主題を読み取りやすいです。

 

ディスコース・マーカーに注目しながら論理展開を把握する

論説文を読む際は、「論理展開」を把握することが重要です。

英語の文章には、〈譲歩〉⇒〈逆説〉⇒〈主張〉のような展開のパターンがあるので、論理展開を把握すれば、英文の内容を深く理解できるようになります。

 

そして、論理展開を把握する手がかりとして、「ディスコース・マーカー」があります。

たとえば、〈逆説〉を表すディスコース・マーカーに、「however」があります。

howeverのあとには、「筆者独自の主張」や「一般的に思われているものと逆の事例」が挙げられることが多いので、howeverは論理展開を把握するうえで大きな目印になるんです。

 

英文中にディスコース・マーカーがあれば、必ず印をつけて、このあとの論理展開を予想しながら読むようにしましょう!

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大学入学共通テスト(英語リーディング)の対策と勉強法

ここからは、大学入学共通テスト(英語リーディング)の対策と勉強法を紹介していきます。

 

センター試験(英語筆記)の第4問以降を時間を計って解く

共通テストの英語リーディングは、過去問が「試行調査2回分」と「本試験2回分」と「追試験2回分」しかないため、演習を積むのが難しいと思う人がいるかもしれません。

けど、安心してください。

「センター試験(英語筆記)の過去問」が有効活用できるんです!

 

ただし、すべての大問を解く必要はありません。

共通テスト(英語リーディング)と似たような傾向の大問だけを解きましょう。

具体的には、

  • 第4問(グラフや広告の読解問題)
  • 第5問(小説・物語文の読解問題)
  • 第6問(論説文の読解問題)

 

以上の3つの大問は必ず解きましょう!

 

そして、バラバラではなく一気に解くようにしましょう。

バラバラで解くと、緊張感がなくなりますからね。

時間としては、だいだい45分~50分くらいが目安です。

 

「スピード」と「正確性」を両方意識しながら解こう!

 

共通テスト(英語リーディング)の参考書や予想問題集に取り組む

各予備校や出版社が、「共通テスト(英語リーディング)の参考書や予想問題集」を出しています。

共通テストの解き方のコツをくわしく知りたい人や、共通テストの傾向に即した問題を解きたい人は、取り組んでもよいでしょう。

 

ただし、予想問題に関しては、大学入試センターが作成した試行調査に比べると、質が落ちるのは否めません。

まずはセンター試験の過去問や試行調査を解いて、そのあとに予想問題集に取り組んでください。

関連記事 【共通テスト英語】おすすめの参考書と問題集を京大卒が紹介します!

 

英単語を覚えるときに類義語も覚える

先ほど説明しましたが、リーディングの正解の選択肢は「本文の内容を別の表現で言い換えたもの」がほとんどです。

たとえば、第2回試行調査では、以下の言い換えが登場しました。

  • 【本文】participate ⇒【正解の選択肢】take part
  • 【本文】without special permission ⇒【正解の選択肢】except for special cases
  • 【本文】surprised and upset ⇒【正解の選択肢】shocked
  • 【本文】puzzled ⇒【正解の選択肢】confused
  • 【本文】remain in the hospital ⇒【正解の選択肢】a long stay
  • 【本文】selling ⇒【正解の選択肢】distributing
  • 【本文】costing just one cent⇒【正解の選択肢】affordable

 

そして、「言い換え」に強くなるためには、類義語を知っておくことが必要です。

英単語の意味を調べる際は、英和辞典だけでなく、類義語辞典(シソーラス)も使うようにしましょう。

類義語を知ることで、英作文を書くときの表現のストックも増えるよ!

 

要約の訓練をする

共通テストの英語リーディングでは、「英文全体の概要を把握する力」がますます重要になります。

なので、普段英語長文を読むときは、全体の内容を要約するようにしてください。

 

その際は、パラグラフ・メモを取ったり、ディスコース・マーカーに注目したりしましょう。

普段から要約の訓練をすることで、共通テストだけでなく、私立大や国公立大の英語長文の対策にもなりますよ!

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大学入学共通テスト(英語リスニング)の傾向と解き方のコツ

さあ、続いては大学入学共通テスト(リスニング)の傾向と解き方のコツを紹介していきます!

 

第1問(短い発話を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ

第1問は、「1人の人物による短い発話を聞いて、発話内容の概要や要点を把握する問題」です。

どの発話も日常生活に関するものばかりなので、難易度はそこまで高くありません。

第1問Aでは、発話内容に沿った英文を選択肢から選び、第1問Bでは、発話内容に沿ったイラストを選択肢から選びます。

 

第1問の「解き方のコツ」は何ですか?

第1問の解き方のコツは、以下の3つです。

  • 発話内容から「話者の意図や要望、状況」を読み取る
  • 「選択肢の英文」や「イラスト」を先読みしておく
  • 「言い換え」に注意する

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

発話内容から「話者の意図や要望、状況」を読み取る

第1問は、「発話されている内容を聞き取れればそれでOK」ではありません。

発話されている内容を聞き取って、「話者の意図や要望、状況までを読み取ること」が求められているんです。

 

ここで、第2回試行調査第1問Aの問2を見てみましょう。

聞こえてくる英文の内容に最も近い意味のものを、四つの選択肢(①~④)のうちから一つずつ選びなさい。2回流します。

① The speaker cannot go to the party.

② The speaker does not have work tomorrow.

③ The speaker has another party to go to.

④ The speaker’s birthday is tomorrow.

【放送文】I’d love to go to your birthday party tomorrow, but I have a lot of work to do.

 

放送文を聞くと、話者は「明日のパーティーに行きたいけど、仕事がたくさんある」と言っていることがわかりますよね。

これってつまり、どういうことでしょうか?

「忙しいから、明日のパーティーに行けない」ということでしょうか?

その通り!

 

よって、正解は①になるわけです。

こんな感じで、放送文をよく聞いて、「話者の意図や要望、状況」を読み取るようにしましょう。

放送文は、あえて「間接的な内容」にしているものが多いんだ。

「その話者が根本的に何を伝えようとしているのか」や「その話者がどんな状況に置かれているのか」を、想像して読み取るようにしよう!

 

「選択肢の英文」や「イラスト」を先読みし、放送内容を予想する

まずは選択肢の英文をざっとながめて、「どういう内容が放送されるのか」を予想してください。

たとえば、先ほどの問題であれば、「パーティーに関する内容なのかな?」とざっくり予想する感じです。

 

また、選択肢がイラストの場合は、4つのイラストの「共通点」と「相違点」を把握するようにしてください。

たとえば、第2回試行調査第1問Bの問3では、「教室のイラスト」が出題されました。

このイラストでは、

  • 「生徒が」もしくは「先生と生徒が」
  • 「教室に入る」もしくは「教室から出る」

という観点に注目して、4つのイラストの「共通点」と「相違点」を把握する必要がありました。

放送文は以下です。

When the boy entered the classroom, the teacher had already started lesson.

 

イラストを先読みしていれば、

  • 「生徒が」
  • 「教室に入る」

を満たすイラストを選べばよいことがわかりますね。

ただ漠然とイラストをながめるのではなく、イラストの共通点と相違点を把握して、「聞き取るべきポイント」を意識するようにしよう!

 

「言い換え」に注意する

リーディングに引き続き、リスニングでも、正解の選択肢は「放送文の内容や表現を言い換えたもの」が多いです。

(第1問以降もこの傾向は変わりません。)

 

ここで、第2回試行調査第1問Aの問2を見てみましょう。

聞こえてくる英文の内容に最も近い意味のものを、四つの選択肢(①~④)のうちから一つずつ選びなさい。2回流します。

① Junko got wet in the rain.

② Junko had an umbrella.

③ Junko ran to school in the rain.

④ Junko stayed at home.

【放送文】It started raining after school.  Since Junko had no umbrella, she ran home in the rain.

 

放送文を聞くと、「放課後雨が降り出したけど、ジュンコは傘を持っていなかったので、雨の中走って帰宅した」ということがわかりますね。

それをふまえると、正解は①です。

ここでは、「雨の中傘を持たずに走って帰宅した」⇒「雨で濡れた」という「抽象的な言い換え」です。

単純な語句の言い換えではなく、放送文をよく聞いて話者の状況を把握したうえで、正解を選ぶ必要があります。

 

逆に、不正解の選択肢を見てください。

何か気づくことはありませんか?

本文中で使われた単語が、そのまま使われていますね!

いい気づきやね!

 

②ではumbrellaが、③ではranが、④ではhomeがそのまま使われていますね。

こんな感じで、「放送文の語句がそのまま使われている選択肢」は引っかけのパターンが多いので、注意しましょう!

①のポイントであるgot wetは、放送文では一切登場しなかったよね!

「登場しない=不正解」ではなく、「登場しない=むしろ正解?」くらいの考えを持っておこう!

 

第2問(短い対話を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ

第2問は、「男女による短い対話を、場面情報やイラストを参考にしながら聞いて、必要な情報を把握する問題」です。

対話の内容に沿った「イラスト」を選択肢の中から選ぶ必要があります。

 

第2問の「解き方のコツ」は何ですか?

第2問の解き方のコツは、以下の2つです。

  • 「場面設定の説明文」と「イラスト」を先読みし、放送される内容を予想する
  • 1回目と2回目の返答を手がかりに、選択肢を絞る

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

「場面設定の説明文」と「イラスト」を先読みし、聞き取るポイントを予想する

第1問に引き続き、第2問でも先読みは必須です。

第2問では「場面設定の説明文」と「イラスト」が与えられているので、まずはそれらを先読みし、聞き取るポイントを予想してください。

 

たとえば、第2回試行調査第2問の問1では、

居間でクリスマスツリーの置き場所について話をしています。

という場面設定の説明文がまず初めに登場しました。

そして、「テレビや窓や本棚が置かれた居間のイラストの4つの角」が選択肢①~④として用意されていました。

 

なので、放送文を聞く前にこれらに目を通しておいて、

クリスマスツリーは居間のどこに置くのかな?

テレビ側かな?

窓側かな?

本棚側かな?

対話をよく聞いて、置き場所を把握しよう!

と「予想」する必要があります。

 

リスニングでは、放送文を聞く前の「準備」がものすごく大切なんだ!

 

1回目と2回目の返答を手がかりに、選択肢を絞る

第2問の対話は、基本的に以下のような構成になっています。

①問いかけ⇒②返答⇒③問いかけ⇒④返答

 

この中で、「1回目と2回目の返答」が選択肢を絞るうえでの大きな手がかりになります。

まずは1回目の返答を聞いて、選択肢を4つから2つに絞りましょう。

その次に2回目の返答を聞いて、選択肢を2つから1つに絞りましょう。

 

ここで、先ほどのクリスマスツリーの問題を見てみましょう。

居間でクリスマスツリーの置き場所について話をしています。

【放送文】

M: How about there, near the bookshelf?
W: I’d prefer it by the window.
M: OK.  Right here, then?
W: No, that’s too close to the TV.  I think the other corner would be better.

Question:
Where does the woman want to put the Christmas tree?

 

1回目の返答では、「窓側がよい」ということが、

2回目の返答では、「テレビ側ではなくその反対側がよい」ということがわかりますね。

これらを組み合わせると、「窓側かつテレビの反対側」が正解の選択肢になるわけです。

 

「~だよね?」「~にしようよ!」という問いかけに対して、「いや、こっちのほうがいいよ!」「実際はこうだよ!」という返答の部分を注意深く聞き取るようにしよう!

 

第3問(やや長めの対話を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ

第3問は、「男女によるやや長い対話を、場面情報を参考にしながら聞いて、概要や要点を把握する問題」です。

第2問と同じく「対話」を聞く問題ですが、

  • 対話の文章がやや長めである点
  • 問いの英文が問題冊子に掲載されている点
  • 選択肢が「イラスト」ではなく「英文や語句」である点

が、第2問とは異なります。

また、この大問から放送も1回だけになるので、集中力を切らさずに取り組みましょう。

 

第3問の「解き方のコツ」は何ですか?

第3問の解き方のコツは以下です。

  • 「場面設定の説明文」と「問いの英文」と「選択肢の英文や語句」を先読みし、聞き取るポイントを予想する

 

第3問は「場面設定の設問文」「問いの英文」「選択肢の英文や語句」が問題冊子に書かれているので、先読みすることで得られる情報量がかなり多いです。

その分、「聞き取るポイント」も予想しやすいので、「先読みをしっかりすること」を心がけましょう。

第3問からは放送は1回しか流れないので、事前の先読みをより徹底し、「何を聞き取るべきか」を整理しておこう!

 

ここで、第2回試行調査第3問の問2を見てみましょう。

友達同士が服装について話をしています。

How does the man feel about the shirt?

① He likes it very much.
② He wants to buy it.
③ It doesn’t look nice on him.
④ It isn’t worth the price.

 

問題冊子にこれだけの情報が書かれているので、まずは先読みをしっかり行います。

シャツについて友達同士が話している状況ね!

男はそのシャツをどう感じているんだろう?

気に入ってるのかな?

欲しがってるのかな?

似合わないと思ってるのかな?

価格に見合わないと思ってるのかな?

みたいな感じですね。

 

そのうえで、放送文を聞きます。

W: Hi, Jason.  You look great in that shirt.
M: Thanks, Mary.  I ordered it online.  Actually, it didn’t look that nice on the website.
W: Then why did you buy it?
M: Because it was 50% off.  But now I think it’s really nice.
W: Yeah, it is!  You got a good buy.

 

男は「今はとてもよいと思っている」と言っていることから、①が正解です。

放送文の”Actually, it didn’t look that nice on the website.”を聞いて、③を選ばないようにね!

これはあくまでも、「ネットでシャツを検討していたときの話」だよ。

放送文中の語句や表現がそのまま使われている選択肢は、やっぱり危険だね。

 

第4問A(やや長めの発話を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ

第4問Aは、「1人の人物によるやや長めの発話を聞いて、話し手の意図を把握する問題」です。

対話の内容に沿って、図表を完成させたり,分類や並べ替えをしたりする必要があります。

 

第4問Aの「解き方のコツ」は何ですか?

第4問Aの解き方のコツは、以下の2つです。

  • 「イラスト」や「図表」を先読みし、「聞き取るポイント」を整理する
  • 放送中は「メモ」を取って情報を整理する

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

「イラスト」や「図表」を先読みし、「聞き取るポイント」を整理する

第4問でも先読みは重要です。

特に注意したいのが、「図表の先読み」です。

図表にはさまざまな項目があるので、「どの項目を聞き取るべきか」を事前に整理してください。

 

たとえば、第2回試行調査第4問Aの問2では、「アウトドアツアーに関する図表」が出されました。

この図表には、

  • ツアーのコース
  • 時間
  • 料金

が項目として用意され、「各コースの料金」の部分が空欄になっていました。

つまり、放送文中では、図表に記載された「各コースの時間」の情報を手がかりにして、「料金」に関する情報を重点的に聞き取る必要がある、ということですね。

 

実際の放送文を見てみましょう。

This is the list of outdoor tours that we offer.  I haven’t filled in the price column yet, so could you help me complete it?  The prices depend on how long each tour is.  The price is 70 dollars for tours up to one hour … and 100 dollars for tours over 60 minutes up to 90minutes.  We charge 50 dollars for each additional hour over 90 minutes.

 

「時間と料金の関係」を聞き取るポイントとして事前に整理できていれば、黒字の部分を重点的に聞き取れますね。

このように、図表が出る問題では、「数字の聞き取り」が重要になってくるよ!

 

放送中は「メモ」を取って情報を整理する

第4問からは放送文が長くなるので、放送中はメモを取って情報を整理するようにしましょう。

たとえば、先ほどの問題であれば、

  • 1時間までは70ドル
  • 60~90分は100ドル
  • 90分超えたら50ドル追加(1時間当たり)

というメモ書きをするようにしましょう。

 

第4問B(4人による説明を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ

第4問Bは、「4人の人物による説明を聞いて、状況・条件に基づき比較して判断する問題」です。

たとえば、「あなたは大学のサークルを探している」という状況で、

  • 他の大学の学生も在籍している
  • 活動時間は平日
  • 活動場所は学校の近く

という条件でサークルを探している、というようなものです。

そのうえで、4人の先輩がそれぞれ4つのサークルについて説明するのを順番に聞いて、最も条件に合うサークルを選んでいく感じですね。

 

第4問Bの「解き方のコツ」は何ですか?

第4問Bの解き方のコツは、以下の2つです。

  • 「状況」と「3つの条件」を先読みし、「聞き取るポイント」を把握する
  • 放送文を聞きながら、条件に「合うもの」と「合わないもの」を瞬時に判断する

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

「状況」と「3つの条件」を先読みし、「聞き取るポイント」を把握する

第4問Bでは、まずは問題冊子に書かれた「状況」と「3つの条件」を先読みしましょう。

特に、「3つの条件」に関しては聞き取りポイントになるので、しっかり把握するようにしてください。

 

ここで、第2回試行調査の第4問Bを見てみましょう。

状況
あなたは大学に入学した後に住むための寮を選んでいます。寮を選ぶにあたり、あなたが考えている条件は以下のとおりです。

条件
A.同じ寮の人たちと交流できる共用スペースがある。
B.各部屋にバスルームがある。
C.個室である。

問1 先輩四人が自分の住んでいる寮について説明するのを聞き、上の条件に最も合う寮を、四つの選択肢(①〜④)のうちから一つ選びなさい。
①  Adams Hall
②  Kennedy Hall
③  Nelson Hall
④  Washington Hall

 

この問題では、

  • 「共用スペース(=Common space)」
  • 「各部屋のバスルーム(=Private bathroom)」
  • 「個室(=Individual room)」

があることが「寮選びの条件」になっていますよね。

 

これらの条件を把握したうえで、放送文を聞きましょう。

 

放送文を聞きながら、条件に「合うもの」と「合わないもの」を瞬時に判断する

4人による説明が順番に放送されるので、それぞれの放送の中で条件に「合うもの」があれば表に◯を書き込み、「合わないもの」があれば表に✕を書き込みましょう。

問題冊子には、メモを取るための表が用意されています。

 

放送は1回しか流れないので、「条件に一致しているかどうか」は瞬時に判断するようにしてください。

「条件に一致していないもの」が1つでもあれば、その選択肢は不正解になります。

 

ここで、先ほどの問題の実際の放送文の一部を見てみましょう。

①のAdams Hallに関する説明です。

1.  You’d love Adams Hall.  It’s got a big recreation room, and we have parties there every weekend. You can also concentrate on your studies because everyone gets their own room.  The bathrooms are shared, though.

3つの条件に注意して聞き取れば、最後の“The bathrooms are shared, though.”条件に合わないことがわかりますね。

 

「条件に合わない部分」が説明の冒頭に出てきたら、それ以降は聞く必要がなくなるね!

 

第5問(長めの講義を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ

第5問は、「長めの講義を聞いて、概要や要点をとらえる問題」です。

「大学で講義を聞きながら、ワークシートにメモを取る」という場面設定が、いかにも共通テストらしいです。

講義なので、放送される英文も「日常的な話題」ではなく、「社会的な話題」に関するものになります。

 

第5問の「解き方のコツ」は何ですか?

第5問の解き方のコツは、以下の2つです。

  • 「状況」と「ワークシート」と「設問文」を先読みし、「聞き取るポイント」を把握する
  • 「ワークシート」の内容をペースメーカーにして放送を聞く

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

「状況」と「ワークシート」と「設問文」を先読みし、「全体の流れ」や「聞き取るポイント」を把握する

第5問でも、「先読み」は重要です。

「状況」と「ワークシート」と「設問文」を先に読んで、「全体の流れ」や、「聞き取るポイント」を把握しましょう。

特に、「ワークシート」に関しては、たくさんの情報が書かれているので、事前に何度も目を通しましょう。

第5問は、この「ワークシート」を上手に活用できるかで、正答率が大きく変わってきます。

 

「ワークシート」の内容をペースメーカーにして放送を聞く

放送文は、「ワークシート」に書かれた内容に沿って進行します。

よって、「ワークシート」をペースメーカーにしながら、放送文を聞きましょう。

放送文はかなり長いけど、「ワークシート」をペースメーカにすれば、メリハリをつけて聞くことができるよ!

 

第6問A(長めの対話を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ

第6問Aは、「男女による長めの対話を聞いて、それぞれの話者の発話の要点を把握する問題」です。

男女は、あるテーマについて話し合っているので、そのテーマに対する男女それぞれの意見や立場を把握することが求められます。

 

第6問Aの「解き方のコツ」は何ですか?

第6問Aの解き方のコツは、以下の2つです。

  • 「状況」を先読みし、「対話のテーマ」を把握する
  • 放送文の序盤で、男女それぞれが「どっち派」なのかを判断する

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

「状況」を先読みし、「対話のテーマ」を把握する

「状況」に関する説明文が問題冊子に書かれているので、まずはそれを先読みしましょう。

たとえば、第2回試行調査の第6問Aでは、以下のような「状況」が設定されていました。

状況
二人の大学生が,ゲーム(video games)について話しています。

 

「状況」に関する説明文を読んで、「男女がゲームについて話し合うんだな」と予想しよう!

 

放送文の序盤で、男女それぞれが「どっち派」なのかを判断する

男女は、「テーマ」に関して対立する立場をとっています。

たとえば、先ほどの問題で言うと、一方は「ゲーム賛成派」で、もう一方は「ゲーム反対派」ということですね。

それぞれの立場を把握できれば、それぞれの主張もグッと理解しやすくなります。

なので、放送分の序盤で、男女それぞれが「どっち派」なのかを判断するようにしましょう!

 

ここで、先ほどの問題の放送文の序盤を見てみましょう。

Fred: Are you playing those things again on your phone, Yuki?
Yuki: Yeah, what’s wrong with playing video games, Fred?
Fred: Nothing.  I know it’s fun; it enhances hand-eye coordination.  I get that.
Yuki: Oh, then you’re saying it’s too violent; promotes antisocial behavior — I’ve heard that before.

 

最初にフレッドが「お前またスマホでそんなことやってるや~ん」と言ってますね。

この時点で、フレッドはゲームに対して「否定的な立場」をとっていることがわかります。

その次に、ユキが「ゲームして何が悪いねん?」と軽くキレてますよね。

この時点で、ユキはゲームに対して「肯定的な立場」をとっていることがわかります。

 

こんな感じで、序盤の段階でそれぞれの立場をすばやく判断するようにしましょう!

 

第6問B(長めの議論を聞き取る問題)の傾向と解き方のコツ

第6問Bは、「4人による長めの議論を聞いて、それぞれの話者の立場を把握する問題」です。

第6問Aと同じく、「あるテーマについての議論」を聞く問題ですが、

  • 話者が4人である点
  • テーマが専門的な内容である点
  • 放送文がより長くなる点

が、第6問Aとは異なります。

 

第6問Bの「解き方のコツ」は何ですか?

第6問Bの解き方のコツは、以下の2つです。

  • 状況を先読みし、4人の「関係性」を把握する
  • 放送文を聞いて、4人それぞれの「立場」を把握する

 

それぞれ順番に説明していきますね。

 

「状況」を先読みし、4人の関係性を把握する

第6問Bでは、4人の話者が登場します。

まずは「状況」に関する説明文を先読みし、4人の関係性を把握しましょう。

たとえば、第2回試行調査の第6問Bでは、以下のような「状況」が設定されていました。

状況
Professor Johnson がゲーム(video games)について講演した後、質疑応答の時間がとられています。司会(moderator)が聴衆からの質問を受け付けています。BillとKaren が発言します。

 

これを読めば、

  • Professor Johnsonが質問に答える
  • 司会(moderator)が質疑応答を進行する
  • BillとKaren がProfessor Johnsonに質問する

 

という関係性が把握できますね。

「今だれが話しているのか」を認識できるようにしよう!

 

放送文を聞いて、4人それぞれの「立場」を把握する

第6問Aと同様、放送が始まったら、「4人それぞれがテーマに対してどのような立場をとっているのか」を把握するようにしてください。

発話の中で「肯定的な表現」があれば、その人は「賛成派」であることがわかります。

一方で、発話の中で「否定的な表現」があれば、その人は「反対派」であることがわかります。

 

ここで、先ほどの問題の放送文の序盤を見てみましょう。

Moderator: Thank you for your presentation, Professor Johnson.  You spoke about how one boy improved his focus and attention through video games.

Professor Johnson: Right. Playing video games can make people less distracted.  Furthermore, virtual reality games have been known to have positive effects on mental health.

 

黒字部分のhave positive effects on mental health(心の健康によい影響を与える) は肯定的な意味ですよね。

よって、ジョンソン教授は「ゲーム」に対して「賛成派」であることがわかります。

 

第6問Aでは、2人の立場がはっきりしていましたが、第6問Bでは、立場がはっきりしない人もいるので注意しましょう。

たとえば、先ほどの問題で言えば、司会(moderator)は質疑応答の進行をするだけなので、「賛成派」でも「反対派」でもありません。

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大学入学共通テスト(英語リスニング)の対策と勉強法

ここからは、大学入学共通テスト(英語リスニング)の対策と勉強法を紹介していきます。

 

まずはリーディングの対策を優先する

共通テスト(リスニング)の一番の勉強法は、「共通テスト(リーディング)の勉強をすること」です。

 

え?どうしてですか?

リーディングとリスニングは別モノではないんですか?

 

リーディングとリスニングを別モノとして考えている人が多いのですが、出力方式が違うだけで、本質的にはどちらも同じ「英語」なんです。

そして、そもそも英文を読めない人が英文を聞けるはずがありません。

よく、「とにかく英文を浴びるように聞け!」という人がいますが、一言だけ言わせてください。

 

 

それ、間違えてるよ。

 

少なくともリーディングができないと、英文を浴びるように聞いたところで無意味です。

たとえば、リスニングの第5問なんて、リーディングの問題として出題してもおかしくないくらい、語彙や文構造のレベルは高いです。

第5問の放送文を読んで難しいと感じる人が、放送を聞いても理解できるはずがありませんよね。

 

共通テスト受験生の皆さん、よく聞いてください。

「リーディングが第一の扉で、リスニングは第二の扉」なんです。

 

リスニング対策

 

「リーディングは苦手だけど、リスニングは得意」という受験生を僕はほとんど見たことがありません。

逆のパターンの人は一定数いますが、彼らはリスニングの訓練をすれば、すぐに伸びます。

 

まずは英文法・語法や英文解釈の訓練を積み重ねて、1文を読めるようになりましょう。

そして、英語長文をたくさん読んで、長い文章に慣れましょう。

これらを疎かにしてリスニングの勉強をしても、マジで意味ないですよ。

 

今の話を受けて、「リスニングは後回しでいいや!」と安心した人は要注意です。
リスニングの対策は早い時期に始めるに越したことはありません。(できれば高3の春)
なので、リーディングに必要な「英文法・語法の知識」や「英文読解の基礎力」は、高3になるまでに固めておくようにしましょう。

 

センター試験(英語リスニング)の過去問を解く

リーディングと同様、リスニングにおいても、「センター試験の過去問」を解くことは有効な対策になります。

正直、センター試験のリスニングのほうが、共通テストのリスニングに比べて難易度が低いです。

なので、まずはセンターリスニングの過去問を解いて、音声に慣れていきましょう。

 

センターリスニングを難しく感じる人は、共通テストのリスニングだとお手上げ状態になると思うよ。

 

共通テスト(英語リスニング)の参考書や予想問題集に取り組む

こちらもリーディングと同様、共通テスト(リスニング)の参考書や予想問題集に取り組んでもよいでしょう。

ただし、まずはセンターリスニングの過去問や試行調査を解きましょう。

 

「弱形」や「連結」や「脱落」などの「音の変化」をマスターする

英語は、すべての語がはっきりと発音されるわけではありません。

内容語(名詞、動詞、形容詞、副詞、疑問詞など)ははっきりと発音されますが、機能語(冠詞、前置詞、接続詞、人称代名詞、be 動詞など)ははっきりと発音されません。

たとえば、前置詞のofは、英文中では「オヴ」ではなく「ヴ」のように聞こえることが多いです。

また、人称代名詞のhimは、英文中では「ヒム」ではなく「イㇺ」のように聞こえることが多いです。

 

このような「はっきりと読まれない発音」を「弱形」と呼びます。

「弱く発音する」というよりも、「そもそも発音が変化する」と考えよう!

 

また、英語には、次のような「音の変化」もあります。

  • 連結(前の単語の語尾と、次の単語の先頭がつながって1つの音に聞こえる現象)

たとえば、Take it easy. は「テイクイットイージー」ではなく、「テイキッディーズィー」あるいは「テイキッリーズィー」のように発音されるんだ。

 

  • 脱落(前の単語の語尾と、次の単語の先頭が同じ音(あるいは似ている音)の場合、前の単語の語尾の音が脱落する現象)

たとえば、take careは、「テイクケア」ではなく「テイッケア」のように発音されるんだ。

 

リスニング対策として、こういった英語の「音の変化」をマスターすることはとても重要です!

 

アメリカ英語の発音だけでなく、イギリス英語の発音にも慣れる

共通テストのリスニングでは、アメリカ英語だけでなく、イギリス英語も使用されます。

よって、普段からイギリス英語の発音にも慣れるようにしましょう。

 

たとえば、YouTubeで「イギリス英語」を学べるチャンネルに登録するのはよいと思います。

↓English with Lucyとかおすすめですよ。

English with Lucy
Learn beautiful British English (modern RP) with English teacher Lucy Bella Simkins

 

多様な発音に慣れるようにしよう!

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【まとめ】共通テスト(英語)にビビる必要はない!

今回の記事では、

  • 共通テスト(英語)とセンター試験(英語)の形式の違い
  • 共通テスト(英語リーディング&リスニング)の傾向や解き方のコツ
  • 共通テスト(英語リーディング&リスニング)に向けた対策や勉強法

をくわしく解説しました。

 

共通テストに対して不安を抱いている受験生は多いですが、今回解説した「傾向」「解き方のコツ」を把握したうえで、きちんと対策や勉強をすれば、ビビる必要はまったくありません。

 

何から手をつけていいかわからない人は、まずは英文法や語法の知識を身につけましょう。

特に、「品詞」は確実にマスターするようにしてください。

関連記事 英語の品詞とは?全種類一覧と見分け方のコツを京大卒が教えます!

 

共通テストに向けて、一緒に頑張ろう!!

 

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