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東大と京大の違いや差って?入学難易度、入試問題、合格者の特徴の観点から京大卒が徹底解説します!

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東大と京大の違いや差
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こんにちは、信長(@nobunaga_ydb)です。

僕は京大出身なのですが、出身大学の話をするときに、東大と比較されることが結構多いんですよね。

やっぱり東大のほうが京大よりも入るのが難しいの?

東大と京大の入試問題って、それぞれどんな特徴があるの?

みたいな感じです。

 

東大vs京大と言えば、よくテレビ番組でも取り上げられていますが、実際のところ違いや差はあるのでしょうか?

というわけで今回の記事では、受験生目線で「東大と京大の違いや差」を徹底比較していきます!

僕自身、進学校出身で、東大と京大に行った同級生がたくさんいるので、リアルな情報を伝えるよ!

 

▼この記事の内容はYouTubeでも解説しています!

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東大と京大の違いや差とは?

ではさっそく、東大と京大の違いや差を解説していきます。

  • 入学難易度
  • 入試問題
  • 合格者

の観点で解説していきますね。

東大と京大の入学難易度の違い

入学難易度に関しては、東大と京大のどちらも高いと言われていますが、東大のほうが入るのが難しいと思います。

各予備校が公表している偏差値ランキングを見ても、やはり東大のほうが京大よりも偏差値が高いです。

 

東大のほうが入学難易度が高い一番の理由として、東大の受験生のほうが頭がいい人が多いことが挙げられます。

大学受験では、母集団のレベルに比例して入学難易度が上がります。

東大受験は全国トップレベルの頭脳を誇る受験生同士の競争になるので、日本一難しいのです。

 

僕が通っていた進学校でも、学年トップレベルの人たちはみんな東大を受験し、余裕で受かっていました。

高1の段階から、「あ、こいつ根本的に頭いいな。絶対勝てないわ⋯。」と思うような人ばかりでしたね。

もちろん、京大の受験生も優秀な人は多いのですが、僕みたいな「進学校の落ちこぼれ野郎」も数多く受けていますし、やはり東大の受験生に比べると劣る印象です。

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東大と京大の入試問題の違い

東大と京大の入試問題は、特徴や傾向が大きく異なります。

違いを一言で表すとすれば⋯

  • 東大の入試問題→素早い情報処理能力が問われる
  • 京大の入試問題→深い思考力が問われる

という感じですね。

 

東大は、制限時間の割に問題の数がかなり多いです。問題自体の難易度はそこまで高くないのですが、制限時間内にたくさんの問題を素早く処理する必要があります。

一方で、京大は制限時間の割に問題の数が少ないです。その代わり、問題一問一問の難易度がかなり高いため、じっくり深く考える必要があります。

 

ここで、東大英語と京大英語を例にしてみましょう。

東大英語は120分の制限時間内で要約・文(単語)補充・自由英作文・和文英訳・リスニング・文法問題・英文和訳・長文読解などを解かなければいけません。

僕はZ会で東大英語の通信教材を制作していましたが、さまざまなジャンルの問題を用意しなければならなかったので、大変だったのを覚えています。

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これだけたくさんの種類の問題を120分で解くなんて鬼畜ですね⋯。

私には絶対無理です⋯。

しかも、途中で30分間リスニングの放送を挟むから、それも考慮してタイムマネジメントする必要があるんだよ。

情報処理能力はもちろんのこと、120分間全力で走り続けるための高い集中力も求められるね。

 

一方で、京大英語は東大英語と同じく120分という制限時間ですが、問題の数が圧倒的に少ないです。

何と、僕が受験生だった頃は、大問が3題、小問が8題~10題で、問題は英文和訳・和文英訳の2種類しか出されませんでした。

ここ最近では、内容説明問題や自由英作文なども出題されるようになりましたが、それでも東大英語の問題の種類の多さに比べると全然マシです。

 

京大の入試問題は東大の入試問題に比べて時間に余裕がある分、

一問あたりの難易度が高いって言ってましたよね。

どれくらい難易度が違うのか気になるので、実際の問題を見せてもらえますか?

おっけー!

実際に東大と京大で出題された和文英訳の問題を見てみよう!

 

以下の下線部を英訳せよ。(2019年度東京大学入試問題)

世界中でプラスチックごみを減らす動きが活発だ。食品などのプラスチック製容器や包装をなくしたり、レジ袋を有料化したりするのはもっとも容易にできることだろう。それらを紙製品や生分解性の素材に変えたりする動きも目立つ。しかし、もっとも重要なのは,プラスチックごみによってかけがえのない自然環境を汚染しているのは私たち自身であると,私たちひとりひとりが日々の暮らしのなかで自覚することである。とはいえ、そうした意識改革が難しいことも確かで、先日もペットボトルの水を買った際に,水滴で本が濡れてはいけないと,ついレジ袋をもらってしまった。

次の文章を英訳しなさい。(2019年度京都大学入試問題)

「マイノリティ」という言葉を聞くと,全体のなかの少数者をまず思い浮かべるかもしれない。しかし,マイノリティという概念を数だけの問題に還元するのは間違いのもとである。人種あるいは宗教のような属性によって定義づけられる集団は,歴史的,文化的な条件によって社会的弱者になっている場合,マイノリティと呼ばれる。こうした意味で,数としては少なくない集団でもマイノリティとなる。例えば,組織の管理職のほとんどが男性である社会では,女性はマイノリティと考えられる。

 

⋯どう考えても京大の和文英訳のほうが難しいですよね。

東大の和文英訳は、日本語の内容も理解しやすいですし、

これくらいなら私でも訳せそうな気がします。

逆に、京大の和文英訳はそもそも日本語の内容が東大より難しいです⋯。

しかも、「還元」とか「属性」とか「管理職」とか、訳すのが難しそうな単語が散りばめられていて正直キツイです⋯。

東大と京大の入試問題の難易度の違いを実感してもらえたかな?

理想を言えば、問題の難易度が東大くらい標準的で、問題の種類の数が京大くらい少ないのがいいんだろうけど、それだったら逆に受験生の間で差がつかなくなるね。

 

英語以外の科目でも、東大と京大の入試問題の違いを見て取ることができます。

数学を例に挙げると、東大数学は小問がかなり多いです。

必然的に問題の数が多くなるため、「限られた時間でどの小問を優先的に解くか」という処理力や効率性が重視されます。

ただし、小問による誘導がある分、点数を取る難易度はそこまで高くありません。

 

一方で、京大数学は小問がほとんど存在せず、大問がシンプルに並べられているケースが多いです。

小問による誘導がほとんどないため、自分で深く考えたうえで、大問全体の方針を決定したり、一貫して論理に抜けや漏れのない答案を作成したりする必要があります

方針がしっかり決まって論理的に矛盾のない答案を書けば、一気に点数を稼ぐことができますが、方針が決まらず適当な答案を書いてしまうと、容赦なく0点になります。

 

ちなみに、京大数学では証明問題が頻繁に出題されることで有名です。

やはり、京大は思考力・論理力・表現力をかなり重視していることがわかりますね。

 

その他の科目においても、東大と京大では特徴や傾向が全然違うんだ!

東大・京大入試の過去問や東大・京大模試の過去問を解いてみたら、その違いを実感できるはずだよ!

 

京大の入試問題は東大の入試問題に比べてクセが強いので、京大対策ばかりやっていると、仮に途中で東大に志望校を変更したくなってもかなり厳しいです。実際、京大→東大に志望校を変更して成功するケースはかなり少ないですね。
逆に、東大→京大に志望校を変更して成功するケースは多いです。東大対策をしていると、科目能力がバランスよく身につくので、志望校を京大に変更しても適応しやすいからだと思います。

 

東大と京大の合格者の特徴の違い

東大と京大の合格者は、実はそれぞれ特徴が結構違います。

違いを具体的に説明すると、以下のような感じです。

  • 東大の受験生→要領がめちゃくちゃよく、極端に苦手な科目がないバランス型。受験勉強を作業と捉えている。
  • 京大の受験生→得意科目と苦手科目の差が激しい特化型。受験勉強を知的好奇心と結びつけている。

 

もちろん、東大と京大の合格者全員にこの特徴が当てはまっているわけではないのですが、僕の高校の同級生を見ていると、あながち間違っていないと思います。

 

たとえば、僕の高校の同級生で東大に受かった人を思い浮かべてみると、みんな勉強の効率性を意識して、どの科目もまんべんなく点数が取れていましたね。

彼らは「無駄なことやリスクのあることが大嫌い」という価値観が強い印象で、合格可能性を少しでも上げるために、苦手科目を作らないようにしていたのだと思います。

 

また、彼らは毎日の勉強を完全に習慣化していました。

勉強を「歯磨き」のように毎日の習慣ととらえていたので、定期テストで当たり前のように点数を取って、入試本番でも当たり前のように受かっていきました。

もちろん、京大や国公立大医学部に受かった同級生も勉強を習慣化している人は多かったですが、東大に受かる人は別格でしたね。

関連記事 現役で最難関大に受かる人は、勉強を「習慣化」できている

 

東大に受かる人って、「当たり前の基準」がとてつもなく高いということを受験生時代に学びました。

 

東大合格者って要領がいい人が多いんですね!

逆に、京大合格者の具体的なエピソードを教えてください!

京大理学部出身の僕の友達を例に挙げると、受験生時代は大好きな理科と数学をひたすら極めて1ミリも興味のない英語や国語は半分捨てていたそうです。

京大英語は和訳と英訳が中心で、対策もシンプルだったから、まだ助かったぜ。

東大英語みたいなバラエティ豊かな出題形式だと、絶対解けずに落ちてたわ。

って言っていましたね。

 

そう言えば僕も、浪人時代は和文英訳の勉強にどハマりし、秋頃は毎日狂ったように和文英訳の問題を解いていました。

そのおかげで、京大入試本番では和文英訳で無双することができ、京大に受かることができました。

関連記事 信長が現役で京大に80点差で落ち、浪人して合格するまでの話

関連記事 英作文(和文英訳)で点が取れる書き方のコツを京大卒が徹底解説します!

 

逆に、古文が大嫌いだったので、古文の勉強は全然しておらず、国語は撃沈しました。

ぶっちゃけ、京大合格者のほうが極端な人が多い印象だね⋯。

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自分が東大型か京大型かチェックしてみよう

今回の記事では、さまざまな切り口で東大と京大の違いや差を解説しました。

東大も京大も、高い学力が要求されるのは間違いないのですが、どちらの大学を目指すのかで、日頃の勉強計画や戦略は大きく異なってきます。

たとえば、東大を目指すのであれば、英語を勉強する際にリスニングや文法問題などを含めて、さまざまな出題形式の対策をする必要があります。

しかし、京大を目指すのであれば、リスニングや文法問題の対策は特に不要で、その代わり和文英訳と英文和訳の対策を重点的に行う必要があります。

 

もしあなたが志望校を東大にするか京大にするかで悩んでいるのであれば、試しに東大・京大入試の過去問や、東大・京大模試の過去問を解いてみましょう。

関連記事 すべての東大・京大志望者は東大模試と京大模試の過去問を解くべきだ

 

私、京大の問題よりも東大の問題のほうが解きやすいから、

東大のほうが向いてるかも!

みたいな感じで、自分の適性がつかめるはずですよ!

 

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